JE2LUZ・熊野

JE2LUZ・熊野

2009/09/29
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カテゴリ: クラシックカメラ
 先日、カメラの保管庫から『ミノルタ・オートコード・L』を取り出して巻き上げクランクを廻したら、手応えがありました。
 フィルムが入っているとき特有のグルグルと言うかグニャグニャと言うような不均一な抵抗感です。
 同じようなクランクになっている二眼レフの『ローライフレックス』には無い感触です。
 ローライのほうは出来が良すぎてフィルムの在るとき無いときが分かりにくいのです。
 関西の人なら…『551の肉まん』と他の肉まんの差です。

 でも、入れたことを忘れたフィルムでも、「オートコード」ならこうしてすぐに分かります。
 少し精度が落ちることで良いこともある訳です。
 まあ、苦しい弁護みたいな物ですけどね。


 この子は一時、アイルランドに行っていたのです。
 半世紀経ってようやく母国に帰還したのです。
 若干の不都合は起きていましたが、定評のあったロッコールは健在でした。
 寒い国で居たのが良かったのがレンズも外もカビに侵されていませんでしたから今でも現役で働けます。
 露出計も一応動いています。
 このレベルの露出計は全く当てにしませんけどね。
 と言うより…
 露出計が欲しいような時には、二眼レフのシャッター速度も絞りも露出計の針もほとんど見えないのです。
 わざわざ小窓の中に閉じ込めて体裁よくしてあるのが今となっては邪魔なことです。

autocord-niwa

 昨日の夕方、玄関先の「孔雀椿」を撮った物です。
 TRI-X f4 1/50 位です。

 げに、目が悪くなるって不便な物ですね。

 で…
 現像が終わったら、このフィルムの正体が分かりました。
 8月に長男が帰ってきて、最後の日、車に乗るときに入れて記念写真を撮ったものでした。
 無条件に裏蓋を開けなくて良かったです。

 完全に消去されていない証拠に、現像して「絵」を見たら思い出すのですからね。

 カメラは ミノルタ・オートコード・L




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最終更新日  2009/09/29 05:49:12 PM
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