2021.05.17
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カテゴリ: KONICA HEXANON 57mm F1.4
「RICOH XR RIKENON 50mm F2」のボケが非常に特徴的だと以前から散々書いてきました、そしてそのボケに臨場感を感じることがまず少ないとも...。
しかし考えてみるとこうしたこのレンズの感想は私の撮影フィールドでのものということが大きく関係しているのかもですね。
その証拠に他のサイトで色々見てみると「スッキリとしたボケ方」みたいな書き方も見られ、画像を見てもこのレンズの開放からシャープな側面が強調された作例も多い感じですね...花にしてもアンダーでの画像などほぼ背景が消えゆくようなものや静物画的な近接撮影でのあまり自然な背景とは無縁なものまで。

とはいえ私の場合も作例を示しながら印象を語っているので『嘘』ではないので...「こんな画も出るんだ」と思って見ていただければと思っています(笑)。

今回の散歩撮はそんな「RICOH XR RIKENON 50mm F2」とオールド感満載の描写をする「HEXANON 57mm F1.4」を使っての画像比較です。
面白いですよねえ、同じ標準画角のレンズでもこれだけ描写に雲泥の差があって単純に「なぜ?」という疑問が湧いてきます...そんなところからレンズの「光学系構成」みたいな側面を探ってみたくなったりしますよね...でも難しそう(笑)。
まあ難しい話は別にして単純に写りの大きく違うレンズでここ何日かCobbyとの散歩撮をしていましたのでご覧頂きたいと思います...

まずはボケということで「RICOH XR RIKENON 50mm F2」が私のα7RIIでの描写で比較的すっきりでたものを。

[桃の木]
XR RIKENON 50mm F2
(f/2, 1/2500, ISO100:XR RIKENON 50mm F2)

実がなっているのを見つけてから毎回楽しみに観察を続けている桃の木です^^。少しずつ大きくなり色味がでてきてニンマリですが、そろそろ袋をかける個体を探し始めています(笑)。
これなんかはさすがに距離感はつかめないながらも比較的スッキリとしたボケ方ですよね、明るい背景ながらもあの塗りつぶすような描写にはなっていません。

[モミジの結実]
XR RIKENON 50mm F2
(f/2, 1/200, ISO100:XR RIKENON 50mm F2)

いかがですか、フォーカス面はシャープでそこそこ立体感を感じさせてくれますが、中央を中心に見られるボケの描写にははっきりとこのレンズ独特な塗り重ねるようなボケが見られます。しかしこのα7RIIになってからこうしたボケに微妙な変化が見られ、「繋がりがなめらかになったエッジ」が目立つようになりました...したがって比較的「普通のボケ」に見えやすいと言えそうです(笑)。

一方ボケではこれまた極端なボケ方をする「HEXANON 57mm F1.4」ですが、同じ絞りで撮ってみても違いは歴然です...

[シャクヤク]
HEXANON 57mm F1.4
(f/2, 1/800, ISO100:HEXANON 57mm F1.4)


これを開放で撮ると...

HEXANON 57mm F1.4
(f/1.4, 1/1250, ISO100:HEXANON 57mm F1.4)

開放でも(フォーカス面は)シャープな出方をしますが形状がしっかりわかるのがほぼ手前の何枚かの葉だけになりますね。こういう大きなボケ方をしてくれますから、花などを撮る場合は背景の色の広がり方の面白いパターンさえ選べばまさにドリーミーな1枚をモノにできますよね^^。

その「HEXANON 57mm F1.4」の近接撮影での開放から2段絞ったf/2.8まで画像を連続的に見られるようにしてみました...


HEXANON 57mm F1.4
(f/1.4~f/2.8:HEXANON 57mm F1.4)

いかがですか、中央のとても小さなマユミの花のシャープな描写は開放でも維持されながら周辺に行くに従って大きくエッジがとろけるようにどころかまさにドリーミーにボケていくのがわかります。

ですからこのレンズで比較的素直なボケで被写体を際立たせようとすると背景のチョイスはとても大切ですが、都市公園などではありがちな道路のペイントなどがあってもこのボケが助けてくれることもありますね。

[シャクヤク #2]
HEXANON 57mm F1.4
(f/1.4, 1/2500, ISO100:HEXANON 57mm F1.4)

オレンジ色のものがよくある道路の破線ですが、それほど気になりませんよね、比較的近場にまとまった花をチョイスするとこうして開放でもすべての花がなんとなくでもかたちが認識できるくらいなボケ方で柔らかく描写されます...でもこのレンズで撮る必要ありませんね...こんな事もできますよということでご理解ください(笑)。

それでは次にシャープな描写の方を見てみましょうか...

[キラリ☆ふじみ #1]
HEXANON 57mm F1.4
(f/2, 1/2000, ISO100:HEXANON 57mm F1.4)

これフォーカス面がシャープに出て良いはずですが、普通に見れば奥の建物が「ボケてない?」ですよね...そうです、これはいつものテストフィールドなんです(笑)。ピントの置き場所は池に反射している六角堂の塔の中程です。光が少し弱かったのですが、あの「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」の絶妙なSoftなボケには至りません...f/2でもです^^;)。

[キラリ☆ふじみ #2]
HEXANON 57mm F1.4
(f/4, 1/640, ISO100:HEXANON 57mm F1.4)

そこで2段絞りました...この絞りがあの絶妙なボケが出たf/4です...どうでしょう、あの「Tessar 2.8/50」同様にもうパンフォーカスになってます。ROKKOR組とはやはりこの辺の描写の微妙な違いがはっきりわかりますね。

続いて「XR RIKENON 50mm F2」の方です...

[柿の木]
XR RIKENON 50mm F2
(f/2, 1/5000, ISO100:XR RIKENON 50mm F2)

久しぶりにこのレンズで撮った柿の木テストフィールドです、柿の木の葉の付き具合がとても良かったので葉の解像感のテストにもなりますからね^^。
さすがにXR RIKENON 50mm F2です、強い周辺減光でノスタルジックな雰囲気を出しています。でもこのα7RIIではそれほど色味的にクラシックな感触は出してきませんね、とても素直な方だと思います。遠景ではこうして開放から解像感ありそな写りをします。

[Cobby]
XR RIKENON 50mm F2
(f/2, 1/1250, ISO100:XR RIKENON 50mm F2)

私はこのレンズの開放でのCobbyの頭の毛のシャープな中にもフンワリした描写が大好きなんです。背景は少しグルっと来てオールド感を醸していますが、Cobbyはf/2でバンバン撮ることができます(笑)。

[Fresh Leaves]
XR RIKENON 50mm F2
(f/2.8, 1/50, ISO100:XR RIKENON 50mm F2)

開放でもこのシャープさは確保されますが、このレンズ近接でボケは一段絞ってもそれほど変わりませんので被写界深度を広くとってこの新鮮な美しい葉をたくさん入れ込むことにしました。葉の艶の描写も素敵だし、適度な立体感・臨場感を醸しながら背景が『大人しく』ボケてます(笑)。

[Cobby]
XR RIKENON 50mm F2
(f/2, 1/400, ISO100:XR RIKENON 50mm F2)

最後の一枚はまたしても安心の開放にてのCobbyですが、太い幹の後ろがもうすでにこのレンズですよね(笑)。
同じような構図で撮影しているがゆえに分かるそれぞれのレンズの特徴でしょうねえ、太い木の描写にもそれぞれのレンズの味が現れてきます。「悪くない」という範疇に入りますが、キメの細かさ不足というかエッジが強めということも考慮しないとですよね^^;)。

まあこのレンズの醍醐味というのは...私見ですが...混沌とするような距離感も臨場感も醸すことがないような背景の中にキリッとしたシャープなフォーカスされた被写体が浮き上がるというものではないかと思っていますからねえ^^。開放でシャープな描写が出そうな被写体を見つけた時にどういう構図にするかが...背景のチョイス・整理が難しいが...とても楽しいレンズなんです。

以上今回は個性のとても違うレンズ2本での散歩撮でした...しかし雨の日を含め毎日撮影してますから画像がどんどん溜まります、いやはやなんとも「一日一撮」みたいなブログにした方が良いかもと思ってしまいます^^;)。
でも散歩撮はとても楽しいですね...^^。

2021年5月 江川周辺ほかにて
#α7RII
#HEXANON_57mm_F1.4
#XR_RIKENON_50mm_F2





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Last updated  2023.06.25 12:20:37
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