2021.10.31
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カテゴリ: RICOH XR RIKENON 50mm F2
​ ​​​​​​​​​​​​​​​☆ α7S + XR RIKENON 50mm F2の巻 ☆

さてこのα7Sの前、随分前に母艦となるカメラをα7RIIに変えた時「オヤ?」とその描写に首を傾げたレンズ「XR RIKENON 50mm F2」を今回使ってみました。
α7RIIで何度となく使っているとボケが緻密になったという感じで繋がりがなめらかに感じで随分変わった印象を受けました、α7RIIのローパスフィルターレスのおかげもあってか随分と抜けの良い描写が目に付きましたねえ。

今回はα7RIIの高画素(4,200万画素)からいきなりの低画素機(1,200万画素)へ変わりどんな画を見せてくれるのか楽しみです。

まずはテストフィールドを一通り開放で...

[柿の木]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/8000, ISO100)

とても良い天気のせいもありますが、色がハッキリ出てますね。そして開放f/2ですからフォーカス面のシャープさが際立ちます。こうしたちょっとした遠景では背景で見られる奥の建物などのボケ方にいままでにない柔らかさが見られます...でもこの描写は強めの周辺減光も含めやはりこのレンズらしいと言えるかもしれません(笑)。


​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/6400, ISO100)

こうしたアングルでも周辺減光にはしっかり見られます。本来こうしたシャープなフォーカス面と裏腹に距離のある背景にざわつく傾向が強いのですが、これはα7Sの階調性の高さゆえかそうした傾向を和らげているようです。

[下鶴馬 氷川神社]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/2000, ISO100)

<f/1.2>のRokkorの大将の描写ほどではありませんが、前ボケも含めこの一枚には感心します。
高画素機に見られる木々の葉の精細感には届きませんが、階調で見せるふくよかなボリュウーム感が素敵です。フォーカスされたしめ縄周辺の臨場感もしっかり出ているのが分かります、光と影が演出する陰影に富んだ空気感も立派なものですよね。

[狛犬]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/500, ISO100)


確かに背景に目をやると上部の木々に見られる「何でも丸くいたしますよ」的なこのレンズらしい描写はしっかり見られるのですが、参道から本堂に至る描写に開放でこれほど距離感が出ているものはこのレンズ場合あまり見られません...いい塩梅に木々の影が入ったせいですかねえ^^;)。

[鈴縄]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/1250, ISO100)

これは大将「MC ROKKOR-PG 58mm F1.2」と同じアングルで撮ってみたものですが、ピント面を中心にはっきりと空気感が違うのが分かりますね、やはりあのRokkor+「コク深め」にはかないませんね(笑)。描写の特徴が違いますよね、こちらは比較的エッジをハッキリ出してくる方ですし...でもこうして見ると平面が多いせいかとてもボケが正攻法で素直にボケてくれます^^。


​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/125, ISO100)

これもボケがおとなしいんですよねえ。「MC ROKKOR-PG 58mm F1.2」ほどのコクはありませんが、背景のブロック塀までの空間がしっかり感じられます...意外(笑)。
南天の実を見るとエッジをハッキリ出すのが納得するくらい顕著な浮き上がり方ですよね^^。
なんかここまでのテストフィールドを含めあまりにまっとうなレンズみたいで不思議に感じられるくらいです。

[Mailbox]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/1000, ISO100)

比べてみましたよ、このアングル。開放f/2ではあまり面白みがなくなりますね(笑)。
このレンズだと確かにエッジは強めですが独特な空気を感じるわけでもなく、Mailboxの質感の素直な感じが強くて...というその金属表面のヘアライン仕上げを強調するわけでもなく「素直な」というところにこのα7Sの画質が出てるのかもしれませんね。

​< XR RIKENON 50mm F2のフレア・丸ボケ >​

さてここでα7Sでの散歩撮で「定番」となりそうですが、レンズのフレア・ゴーストなどの出方をちょっと見てみたいと思います。

[① Bicycle]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/2000, ISO100)

[② レッドロビン]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/1600, ISO100)

[③ ポンプ制御盤]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/1000, ISO100)

まず①の自転車では花も含め逆光でもしっかり色味が出ている中で右下に薄くフレアが出て若干コントラストが落ちてますね。
<f開放・f/2>なのでこんなものなのかなと思いきや③ではしっかり・ハッキリ出ています(笑)。開放からシャープで比較的エッジがしっかり出る方なのでこのレンズではフレアがこれくらい出ても使い方で面白い描写が楽しめそうです。
一方丸ボケ・玉ボケに関しては嫌味のない味のあるものだと思います...「Super-Takmar 55mm F1.8」も早く使ってみたいですね(笑)。しかし色はほんとに深いというか厚いというかハッキリ出ますねえ、α7Sならではでしょうかね^^。

以上ここまではテストの意味合いも込めてすべて開放<f/2>での画像オンリーでした。
ここからは絞りいろいろありのこのレンズらしいと思われる描写も含め見てみたいと思います...

[集合住宅:遠景]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/5.6, 1/2000, ISO100)

このレンズではいままで良く「解像度高そな描写が上手い」という表現をしてきましたが、この一枚などはまさにD700的というか...画素数どうのこうのではなく...なにより「気持ち良い」描写ですね。
光源側に近い半逆光ですが陰影に富んだ描写も素敵だし、車の深い赤も強烈と言ってもいいくらい。
この気持ち良さはD700を触っていなくても感じられるのではないでしょうか(笑)。

[クロガネモチ]
​​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/4, 1/1000, ISO100)

この時期必ず撮ってる公園のクロガネモチですが、これもα7Sならではの一枚かもしれません...毎年撮っているので違いが分かる気がします。高画素ならではの精細感には欠けますが、実一つひとつにしっかりと丸みを感じられますし豊かな階調性を感じられる葉の描写など「見せ方」が他のα7シリーズとやはり違ってきますね。

[Cobby]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/500, ISO100)

このレンズの開放でCobbyを気持ちよく撮れるところは健在です^^。
太陽が低くてあまりに強い逆光だったのでCobbyを日陰に座ってもらったのですが、α7Sが素敵な柔らかさ加味してくれたようです。
しかしこのレンズ、こういう極端な明るさの背景の中に見られる暴れも含めここまでの画像に背景の「荒れ」みたいなものが少ないのがちょっと「?」です。

[アメジストセージ]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2, 1/3200, ISO100)

このレンズの醍醐味の一つに距離感も臨場感も感じさせない背景に開放でもシャープに出るフォーカス面が不思議な存在感を示す、まさにこのレンズならではの描写というのがあるんです。
この一枚などは状況的にその線を狙えると思ってシャッターを切ったものですが、これです(笑)。変な言い方ですが奥に向けてアメジストセージの花たちがしっかり順序を確認できてしまうんですよねえ、ある意味背景に臨場感が見て取れるんです...おかしいなあです^^;)。
最初の方に出てきた神社での「狛犬」にも感じましたが、あのボケの中に臨場感はなかなか出てくるレンズではないという認識でしたので...ちょっと「アレレ」です^^。

[カタバミ]
​ XR RIKENON 50mm F2 ​
(f/2.8, 1/100, ISO100)

今回はこのレンズのいい味を引き出してくれたα7Sですが、最後もそんな一枚です。
主役のカタバミを食ってしまうようなこの大きな葉の描写はとても良いと思いますが、いかがですか。
ROKKORなどではこの葉を中心として絶妙な空気感を醸してくるんですが、そこがちょっと惜しいところです...ですがそういう空気感を期待してシャッター切るレンズじゃないのでびっくりしちゃうんですよねえ^^。奥のボケにやっとこのレンズらしいボケが見られますが、うるささを感じさせませんねえ^^;)。

さてα7Sにこのレンズ...こうして見るとシャープさやボケの骨格となる部分は変わらないのですが、その描写に少なからず見られる変化がよく分かると思います。

絵画のように丸い点を重ねて描くような特徴的なボケにしてもα7II・α7IIIの画を基準として見るとα7RIIでは緻密になりながら繋がりがなめらかに感じられました。
それがこのα7Sになるとそのなめらかさの中に精細感が影を潜めながらも豊かなグラデーションによる柔らかな感触が強く出て「うるささ」を感じさせないボケになってきているようです...そこに思いもよらぬ臨場感が顔を出してくる機会が多くなってますからねえ...これは出番が多くなりそうです(笑)。

そんな「気持ち良いレンズ」に変身したXR RIKENON 50mm F2での散歩撮、でも使うたびに「なにかしでかすレンズ」というところは相変わらずですねえ(笑)...という話題でした^^。

2021年10月 江川周辺にて
#α7S
#XR_RIKENON_50mm_F2​​​​​​​​​​​​​​​​





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Last updated  2021.11.01 00:52:54 コメントを書く


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