2022.10.10
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カテゴリ: Nikkor-O・C Auto 35mm F2
☆ X-T1 + Nikkor-O・C Auto 35mm F2の巻 ☆



​ ​

今回はこのコンビです、そういえば写真に写っているクイックリリースプレート(X-T2用)ですが外そうかと思っています^^;)。
これを付けた写真の状態でレンズともども 977g あります、外すと 881g なのでけっこう重量違いますよね...グリップのおかげで持ちやすくはなりますが、もともと素の状態でも持ちにくいとは思ってないので斜めがけストラップ用にPeak designの余ってる小さなベースプレートに付けかけようと思います。
なんか写真の状態で防湿庫の出し入れしているだけでもα7Sの方が随分と軽い感じがして本来軽くてコンパクトなX-T1がもったいない気がしてきました...という訳です。
でも「X-T1」って写真写りが良いです、本来X-T2…X-T4と新しい機種になっていきますが、こうして機種名表示の文字としてカメラに付くと「1」というのが不思議に「重み」を感じます(笑)。



APS-Cですから被写界深度もフルサイズより深くなりますし、レンズ最周辺部が使えないというところから画の印象が変わりますよね...こうしたことを念頭に<Film Simulation>を楽しめばよかったんですが、「それ」がレンズの本来の魅力をスポイルする点に嫌気が差してしまったんです(笑)。
ですから「X-T1」では本来の目的である<Film Simulation>でそれぞれのレンズの個性が発揮できるものや相性の良いものの「探究」に主眼を置いて楽しんでみたいと思っています^^。

そんなポイントを押さえながらこのレンズの描写を見ていきたいと思います...

[夕刻: Velvia ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

元の色が色だとVelviaでも歯が立たない、そんな空でした(笑)。
左下に薄っすらと富士山の頭が見えてます、そろそろきれいな富士が見られる季節になってきたんですねえ。

[コスモス: Velvia ]
Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

[ α7IIIにて ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​


早朝の光の弱い状況ですが、Velviaの緑はしっかり出てますね。

そこでこのレンズに見る主な<Film Simulation>の変化を見てみたいと思います...

[Cosmos: Provia ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

[Cosmos: Astia/Soft ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

[Cosmos: Velvia ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

どうでしょう...[Velvia]との区別は容易ですが、相変わらず[Provia]と[Astia/Soft]との区別はちょっと難しいですね^^;)。
でもよく見るとこの二つのシミュレーションの違いがよく出ているんです。
[Astia/Soft]では「Provia」に比べて彩度に変化はないですが「Tonality(階調性)」が若干Softな分ハイライトが間違えなく柔らかくなってます、(シャドー部は適度な締りがあるので)この度合いがこのレンズにはちょうど良い具合でオールドレンズでも[Soft/Astia]を積極的に使ってみたくなります。

[Postbox: ​Astia/Soft​ ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

ご覧のように「Soft」を意識させない描写になりながらとても気持ち良い仕上がりではないでしょうか。
そしてこれが「APS-C」ですよね...このレンズからすれば「F2」とはいえだいぶ被写界深度が深くなっているのがわかりますし、ボケの弱さも目に付きます...加えて周辺減光もほぼ感じられないですね。
こうした描写を見ると[Astia/Soft]のシャドーの適度な締りとハイライトの微妙な柔らかさでこのオールドレンズが思いの外素敵な変身を遂げているのがわかります^^。

こうして見ると「APS-C」だけで使っている人と「フルサイズ」で使っている人ではレンズの印象はずいぶんと違ったものになるのが容易に想像がつきますよね。

[キバナコスモス: Astia/Soft ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

そこでそんな変貌を遂げる[Astia/Soft]で...「寄らばボケる」でこのレンズらしい大きなボケを出してみると(レンズ周辺部の収差が見られないせいか)フルサイズで見る空気感は薄くなりますが消え入るようにボケていくこのレンズらしさが見られてホッとします^^。

[下鶴馬氷川神社: Astia/Soft ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

普段のフルサイズからするとこんなに鳥居の文字もはっきり読めるほど前ボケも弱くなりますが、確かに「これはこれ」の[Astia/Soft]ではないでしょうか(笑)。

[ヒルガオ: Astia/Soft ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

ただしこちらの一枚に見る「Astia/Soft」はある意味意外でした...[Provia]では柵の奥に見える錆びた鉄のポールが変にのっぺりとして素材感を失いかけていましたからねえ...このレンズと[Astia/Soft]は相性が良いようです。

[きらり☆ふじみ: Provia ]
​​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

これがその[Provia]での一枚です。光が弱くなる時間帯となりとびきりシャープとはいきませんが、そこそこの写りは見せてくれます。

[アメジストセージ: Velvia ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

[アメジストセージ: Astia/Soft ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

最近良く出てくる[Velvia]で良い色世界が見られるアメジストセージです。
徐々に光が増してくる早朝ですが、このレンズでは少し色味が弱い(特に緑)ところが見られますね。下の午後5時くらいの光が弱くなってきた時間の[Astia/Soft]の色合いにバランスの良さと落ち着きを感じます。

[Cobby: Astia/Soft ]
​ Nikkor-O・C Auto 35mm F2 ​

光は弱いのですが、Cobbyの描写に素敵な[Astia/Soft]らしい柔らかさを感じられてこのシミュレーションとの相性の良さを感じさせてくれます...Cobbyだけでなく普段使いでもOKな気がしますね。
「X-T2」での反省が活きてきたせいか出てくる画を変な先入観で見ることがなくなりました(笑)。

いかがですか...「Nikkor-O・C Auto 35mm F2」と[Astia/Soft]が思いの外良い相性であることがわかりました...このレンズではけっこう楽しめそうです。
こうなるとこのレンズの後継機種である「Ai Nikkor 35mm F2S」ではかなり強い色味とシャープさが期待できそうですね...次回以降の楽しみに取っておきます(笑)。
35mm換算52.5mmとほぼ標準レンズの画角で最短が30cmですからまさに「寄れる標準」として楽しめます。これから[Astia/Soft]を中心にこのレンズならではの一枚を探っていこうと思います。

今回は「X-T1」が過去の亡霊を払拭してくれた散歩撮となった、そんな話題でした...^^。

2022年10月 にて
#X-T1
#Nikkor-O・C Auto 35mm F2





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Last updated  2022.10.11 07:52:03
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