2022.10.20
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★ X-T1 + Super-Takumar 55mm F1.8の巻 ★



​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

このレンズは確か随分と昔にキタムラでしっかり手にとって確認しながら...見るからにレンズ内にチリが目立っていたんですが写りには影響なさそうだったので...3千円程度で入手した記憶があります。
やはりこうしたオールドの購入ではどんなに安いものでも手に取れる専門店は安心ですね。

その後オークションで手に入れた「AUTO ROKKOR 55mm F2」の不具合[絞り羽油着で開閉不可]を直すために分解整備をした際にこのレンズもついでに内部を清掃しました...今とてもクリアな状態です。このレンズは比較的分解が簡単なので清掃はとても楽だったです、ご覧のように銘板がカニ穴を隠す構造になっているので強く締めた時の目立ったカニ穴が見えないので精神衛生上もとても良いです(笑)。

そして今回はこんな形で登場です...

​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​



さてこのX-T1に付けてこのレンズの爽やか系の色味が<Film Simulation>でどんな変身を遂げるのか、相性の良いものは何なのかとくと見ていきたいと思います。
やはり初めて使うレンズの場合は主なシミュレーションを3つ[Provia/Velvia/Astia]選びワンショットで完結するBKT(ブラケティング)で撮るのが吉ですね...場合(好み)によっては単発で[Chrome/ProNeg Std]なども使います...ただし撮影が二日間以上にまたがるとBKT以外で撮った単発が何を使ったかおぼえていない時が困りものですね...オールドならではですが(笑)。

それではまずは基本3種[Provia/Velvia/Astia]の変化をご覧いただきます...

[ Provia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​
[ Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​
Astia/Soft ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

どうでしょう...見てわかるようにこんなに変化の少ないレンズは初めてです。
Velviaでさえ[Saturation & Tonality]ともにHighestなところが「これで?!」と唸ります(笑)。

「AUTO ROKKOR-PF 58mm F1.4」でいい味出していた[Astia/Soft]ですが、このレンズの場合ではどこか色が抜けてしまったような印象さえ与えそう^^;)。

面白いですねえ、こうしてX-T1を使うのがオールドレンズだけという環境なればこその発見ですね...これでこそ<Film Simulation>を楽しめるというもんですよね。

それではそんなX-T1で思いの外素性がはっきりした「Super-Takumar 55mm F1.8」の相性良さげなシミュレーション探しを始めましょうか...

[コスモス: Provia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

上のカットと同時の一枚ですが、このレンズの爽やかさを生かして[Provia]での一枚を少しコントラストなど手を入れてみました...さすが「中庸」のシミュレーション...いい感じにレンズの特性が生かされているかなと思います。

[ハナミズキ: Velvia ]
​​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​​

普通に見ればこうして[Velvia]でちょうど良さげな色加減ではないでしょかねえ。
ということはこれも[Velvia]の特徴である「こうあるべき色:期待色」という範疇には見事にマッチしているということでしょうか...とするとその度合がジャストで素晴らしいコンセプトなシミュレーションですよね...恐るべし<Film Simulation>and FUJIFILM(笑)。

[タカノハススキ: Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

基本的にこのレンズは周辺減光も少なく開放からシャキッとした描写をしてくる方で、ボケにも変な荒れも少なくて「よく写るレンズ」なんですが、(フルサイズで)レンズをフルに使ってという条件でそこに「フィルムチック」であったり「爽やかな色合い」という特質が乗ってくるんですよね。
なので今回この見事にハマった...気持ち良い写真という意味で...[Velvia]を詰めてみました。
ご覧のようにススキの色そして模様から名前がついた葉の色も「普通に」気持ち良いのです...[Velvia]っぽくないのがとても面白いです(笑)。

[Cobby: Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

比較するとわかるんですが、これだけ見たら[Velvia]とはわかりにくい一枚ですよねえ^^。
Cobbyにも開放の柔らかさが出てますし、背景もどちらかというと素直にボケてくれます。

[氷川神社: Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

まあ「赤」がとてもきれいに出てくれます。
特徴がなくなってしまう寂しさはありますが、本来のよく写るところに「色」まできれいに出るようになりますのでオールドを意識せずに「気持ち良い写真」を狙えます...これでいいのかなという「?」はつきまといますが(笑)。

[植え込みの紅葉はじめ: Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

「Velvia」以外ではこの色づき出した植え込みの葉がくすんでしまい、なんとも味気なくなります。この適度なメリハリがまさに「気持ち良い」です。

[ブルーサルビア: Provia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

かつてどこかで聞いたいことがありますが「紫」という色はやはり(デジタル)Cameraでは難しいのですかね、この一枚は唯一[Velvia]ではしつこいと感じて[Provia]をチョイスしました。「中庸」ででる”爽やかさ”が活きたと見るべきですかね。

[バラ: Provia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

上の一枚で「唯一」と書きましたが、この見事な真紅の薔薇でもやはり「Provia」です。
[Velvia]でも良いのですが、バラの中心に素敵な花弁の作る美しさが一番ストレートに出たのがこの「Provia」だったんです。[Velvia]ではその中央の赤の彩度がとても新鮮だったせいか、まるでネオンのように明るく光ってくるんですねえ...けして悪くないのですが、このせっかくの花弁が作る形を台無しにしてしまう結果となり「不採用」となりました^^;)。

[公園のにゃんこ: Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

これいかがですか...奥に見えるブルーサルビアの紫も葉の緑も[Velvia]の色味とは思えないですよね。ところがこの何とも言えない色合いに出たにゃんこの描写にはその[Velvia]の「Tonality(階調製) → Hard」を感じさせないなんとも(開放の)柔らかな美しささを醸してくれます...素敵な描写ですよね^^。

[ピンクのバラ: Velvia ]
​ Super-Takumar 55mm F1.8 ​

そして最後の一枚はその[Velvia]がこのレンズにプラスに作用してくれる色の「メリハリ」が素敵に活きたピンクのバラです...上のにゃんこ同様に[Velvia]が隠し味以上のいい仕事をしていますね。

いかがでしたでしょうか...今回は[Velvia]がこの「Super-Takumar 55mm F1.8」をボケのきれいなところに加え素敵に色を拾ってくれるレンズに変身させてくれました。そして中庸の「Provia」で本来の色味に近い「爽やかさ」を求めても良しで、X-T1ではかなり遊べるレンスだということがわかりました。

ただし「Astia/Soft」はどこか不自然さを感じさせるように働き採用が一枚もなかったのが残念ですが、逆に面白いポイントとして捉えられました...引き続きこのレンズでの[Astia/Soft]のスイートスポットも探ってみたいところですね。

今回は<Film Simulation>で「Super-Takumar 55mm F1.8」の素性があぶり出されたような格好になりとても面白かったという話題でした...^^。

2022年10月 山崎公園・江川周辺ほかにて
#X-T1
#Super-Takumar 55mm F1.8





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Last updated  2022.11.22 00:01:00
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