★ α7IV + 105mm F2.8 DG DN MACRO Art の巻 ★
初代デジイチNikon D5000(APS-C)時代にSIGMAでは広角<10-20mm>そして当時優秀と言われた標準「50mm F1.4 EX DG HSM(ニコン用)」を使っていましたが、以来現在に至るまで純正以外はもっぱらTamronかVoigtlanderでした。
「α7S」&「α7IV」用にマクロが欲しくなり純正90mmかカミソリマクロの血統を継ぐSIGMAの105mmかという選択肢で迷っていました。
純正では用途は違えど「FE 100mm F2.8 STF GM」という画角があり、画質的なバラエティということでAPS-C時代以来久しぶりのSIGMAを選んでみました。
《 105mm F2.8 DG DN MACRO Art 仕様 》
光学系構成 : 12群17枚
焦点距離 : 105mm
最短撮影距離 : 0.295m
絞り羽根枚数 : 9枚
F値 : f/2.8~f/22
フィルター径 : 62mm
マウント : Sony Eマウント
重量 : 710g
純正の90mmマクロより100g程重いですが、AFLボタンを含めほぼ純正並みの機能を備えて防塵・防滴を誇ります。やはりこのクラスのマクロを見るとこうした重量が目に付きますので、重たいNikon D700にTamronの「SP AF90mm F2.8 Di MACRO1:1(272ENII)」は機動力を保つのにGoodな重量(400g)ですよね。
α7IVに付けてみるとなんともズッシリとした重量感です...でもどうでしょうかこのスタイリッシュな出で立ちはいいですよね、もう少しだけレンズが短いと機動力的には助かるのですがねえ...フードを付けるとかなり長くなります^^;)。
[便利なAFLボタン]
マクロで近接ではほぼMF(マニュアルフォーカス)が多いですが、少し距離を置ける時などやはりこの「AFLボタン」はあると便利ですね、純正同様に他の機能をあてがうこともできますし...。
[細かい設定のリミッター]
リミッタースイッチも細かく設定され[FULL・0.5m~∞・0.295m~0.5m]使い勝手はどうかなと思いましたが、近接以外ではAFがとても速いです。ですがさすがに中距離以上から近接に合わそうとすると迷うことがありますのですかさずリミッターを切り替えるクセをつけておくと撮影のリズムが良くなりそうですね^^。
[使える絞りクリックON/OFFスイッチ]
マクロでの近接では絞りによる被写界深度はそれほど変化しませんが、背景のボケ量調節という意味では絞り値も重要ですね、そんなときこの絞りクリックのON/OFFが便利でした。ファインダーを見ながらクリック感をなくしたスムースに回る絞り輪はストレスなくボケ像に集中できて「これはありかな」と思わせてくれました。
[まあまあなMF]
マニュアルフォーカスでは...まあヘリコイドの回転を直接前後の直進に変える方式とは違い...バイワイヤー方式ですが大きなピントリングと合わせ回転量は多く(軽めに)なりますが感触は悪くない[そこそこ]です^^;)。
やはり昔ながらのMFのヘリコイドに慣れていると比べようがないです、回転角度が多めな同じ画角の「Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S」でも回していてピントの山の前後の像の変化がとてもわかり易いですが、このバイワイヤー方式のようにさらに回転角が大きいとどこでピントの山を超えたかとても分かりづらいというのが実感です(笑)。
[ファインダーが見やすいレンズ]
ただし今回α7IVで使っていて驚いたのが、このレンズを付けていてのファインダーがとても見やすくてマクロとはいえ「ピント拡大」を一度も使っていなかったことです。そういう意味ではファインダーのとても見やすいD700でマクロを使っている感覚で撮影可能でした...これは特筆モノですね^^。
それではそろそろこのレンズのファーストインプレッションとなる画像たちを見ていきましょうか... (※α7IVなので引き続き通常以外に使用した「クリエイティブルック」はExifの先頭に記しました)
家を出てすぐ遭遇したバッタの求愛シーン...AFが[FULL]にしてあったんですが、一発でスッと合ってまずはビックリ...やはりいまどきのこのクラスのレンズはこうなんですね(笑)。
シャッター切った後すぐに飛び立ちましたのでMFでは逃していました...105mmマクロの恩恵でもありますね。
小さな砂利まで精細感のある描写で気持ち良いです、開放からシャープに出ますが「カミソリ」の系譜というほどは硬くならないような気がします。
続いてはいま盛りとなっている彼岸花で...
さきほどのたとえではないですが、精細感がありながらも優しい描写というのがわかりますね。
前後のボケにも変なクセがなく好感が持てます。
このレンズのせいかはたまたα7IVのせいかわかりませんが、まさかのふくよかさの抜けた「α7S」のボケに近いものを感じます、このへんが優しさを感じさせる要因かも...でもこの立体感は立派ですよねえ(笑)。
盛りを過ぎようとしている白い花たちの姿を容赦なく晒してくれるかのよう^^。
やはりシャープではありますが「カミソリ」ではないですよね...SIGMAの嫌いなところが見えなくてほんと良かったと思ってます(笑)。
ここからどんどん寄ってみます...
このムード..良いですねえ^^。
Nikonのマイクロ「AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G ED」の<柔らかシャープ>とはまた一味違うこの精細感を保ちながらの優しい描写が素敵です...PCのモニターで拡大すると驚きます。
先述しましたが今回α7IVで「ピント拡大」を使ってませんが、まさにこうした近接でもMFでファインダー頼りの体の前後による微調整で撮影が可能でした。でもさすがにピントが薄い!老化のせいもあり体が揺れてD700並みに「納得いくまで」の枚数が嵩みます(笑)。
SIGMAの言葉ではありませんがあらゆる収差を抑えたレンズではあります。
でもこうした一枚はもう少し絞った方が写真としては雄弁な一枚となるんでしょうが、二線ボケも上手く抑えられた優れたレンズなのでついオールドレンズよろしく開放でボケを楽しんでしまいますそんな「味」も感じられるから不思議^^。
開放の描写とは思えません。
これがSIGMAの味なんでしょうかね、花の精細感も素敵ですがその後ろの河津桜の幹やそれを支える支柱の描写までもが臨場感に富んだ気持ちの良い描写になってます。
小雨がぱらつき出した午後の暗めな時間でしたが、いつものアメジストセージが[Camera SH]で爽やかなボケに浮かぶ一本の花を軽やかに描き出してくれました。
いかがでしたでしょうか...まだファーストインプレッションですが、またしても個性豊かなマクロレンズが私のコレクションに加わった感じです。
手ぶれ補正が効かなくなるとはいえ「α7S」での描写も期待ですね、とても楽しみです。
今回このレンズは断捨離3回目の賜物です。
現役4台のカメラ[α7S・α7IV・D700&X-T1]ではじっくり純正もオールドも楽しめなくて、カメラを絞り込みたくて久々の<Film Simulation>で楽しかったのですが「X-T1」と中華製レンズをこのレンズとドナドナしました...こんな繰り返しが多い気がしますが^^;)。
でもそろそろ「終活のすすめ」が我が家にも送られてくる歳になりましたので、レンズは別として主たるカメラを絞って撮影に専念したくなったというのがその理由となりますかね。
2023年10月 江川周辺にて
#α7IV
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