10月2日(金)
鷲巣錦司歌集「綿の城」(17)
発行所:柊書房
著書:鷲巣錦司
発行:平成十九年八月十五日
初めて静岡県歌人協会の総会に出席しました。大広間で昼食をたべていました。そのとき、微笑みながら隣に座り、「どちらからいらっしゃったのですか」と聞かれました。「下田です。」と答えると、「伊豆ですか、昔熱川中学校で教えたことがあります。」と言われ急に話が弾みました。なつかしい思い出です。(静岡市在住)
Ⅰ職退く(17)
牛の歩み(2)
屋根のなきトイレなれどもせんせんと清水流るる原始水洗式
電灯もなきあばら家に日本語を学ぶ里子の誤字をいとしむ
南国の山野にひとり説き歩く黄衣の僧に見送られけり
右手に食べ左手に汚れ拭ふなりその両手もて人は 拝 む
柔らかさと硬さのまじる象の背におどおど揺られたちまち快哉
(つづく)
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