今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

今日の気持ちを短歌におよび短歌鑑賞

2026.10.07
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カテゴリ: 思想

10月7日(水)

「眠れぬ夜のために」(ヒルティ)(第一部)(233)

 発行所 岩波書店(1973年5月16日)

(注) あくまでも、訳に忠実にしていますが、簡略化や意訳や

表現の変更(例えば、「…である」を「…です」に変えたり)をしました。

 ☆   ☆   ☆   ☆

 (前日)

四月一日(2)

深き底より

今や近づく、うみの大波とむざんな死が。

まことにおまえは地獄の門の前にきた。

古き人は断末魔の苦しみにあり、

生れたばかりの新しき人はなお苦しげに 吐息 といき する。

わたしの道は不思議な国へすすんだ、

いや果のかなたの恐しいところへ。

闇に包まれ、いいがたい思いに沈んで、

われらは深淵のふちをたどった。

審 さば きが下された、私の知るのはそれだけ。

この道が気も狂うばかりのほとりを過ぎるからだ。

この世はすでに遠くわが背後に、

私はいま月桂冠でなく、 痛 いた 矢 や を受けた。

胸の呻きのみが私の救いです。

救い主よ、あなたに私をお任せします。

戦いはあなたのもの、栄光もまたそうです。

私を死なせ、あなたの 命 いのち によみがえらせて下さい。(よりつづく)

四月二日(1)

いつもできるだけある種の暗がりに身を置きます。そして、美徳の仮面をさえかぶろうとするのが、悪の政策です。享楽欲を、けちでありたくないからだといいます。憎しみや妬みを、真理を愛するからだと言います。野心を、神のみ心へ任せきっているからだと弁解します。ただ、時おり、大胆不敵な哲学者や現実主義の政治家が現れて、彼らの本当の悪の素顔を見せて、「一切の価値の転換」(ニーチェ)を企てます。 (つづく)






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最終更新日  2026.10.07 06:46:18コメント(0) | コメントを書く


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