10月11日(日)
昭和萬葉集(巻十四)(515)(昭和三十五年~三十八年の作品)
講談社発20行(昭和 55年 )
Ⅵ(80)
くさぐさの歌(80)
わが思い(3)
島田修二(1)
幸福論ひとつを持たず街上に三十五歳の夏を逝かしむ
卒然と来ん終末を思ひゐき 薄昏 に妻も子もゐて
窓ひろき硝子に雲の動きつつ圧しくるごときかなしみに耐ふ
嘆きつつ 一生 は過ぎん積りたる雪の上ふたたび 泡雪 の降る
(つづく)
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