2002.12.18
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新潟出張の際、本屋で村上龍の「おじいさんは山へ金儲けに」という文庫本を見つけた。
内容は太宰治も書いた「お伽草子」を現代版アレンジしたものだ。これが面白いんだ。昨日税金について怒ってる話を書いたから丁度よい。村上龍は、はじめにこの絵本は「投資」の概念と、その基本的知識を提供する事を目的としていると書き出している。日本の昔話から代表的な11篇を選び日本的にフイットするようにアレンジを加えている。
日本の昔話の主人公は、正直者の良いおじいさん、おばあさんと欲張りで悪いおじいさん、おばあさんというふうに分かれている。しかし両者は、無知で貧しいと言う点で共通している。「お伽草子」は正直者が金持ちになっていき、欲深者は最後にしっぺ返しに会う話になっているけど、
龍は現代で重要なのは正直に生きるか、欲張りになるかでなく、いかに無知から脱却するかということをしきりに強調している。政府や金融機関に騙されないための方法はたった一つしかない。「知る」ことだと言い切っている。

例えば誰でも知ってる「浦島太郎」では玉手箱を受け取り開いておじいさんになってしまうのだけど龍の主人公は「開けてはいけないお土産はいらない」と言って玉手箱を受け取らなかった。村に帰ってみると母親はとっくに死んで太郎は、たくさん泣いたのだけど泣いても物事は解決しない。太郎は竜宮城の楽しかった日々が、人生は楽しむためにあるのだということを知り、100年経った村で新しい仲間を作って立派な漁師になる。
決して世の中を悲観しない。

この話を通して亀をいじめた子供たちからお金を払って亀を助けて海に返してあげた行為、龍はこれを投資とよんでいる。
投資が生産活動の参加を意味すると言う事は投資家は投資という行為を通じて社会にかかわり参加していると言う。

「お金よりも大切なものがある」

でもお金があることでさらにお金が欲しくなって不幸になってしまう人もたくさんいる。この点は毎日テレビで汚職、談合等の記事が載ってるのでわかりやすいと思う。
お金は一人一人にとって重要な問題です。
だからこそ税金について又公務員あり方について考えてしまうのです。公務員って全国に300万人もいるんですよ。
こんなに税金無駄遣いしてと民間のサラリーマンが叫んでんのに、リストラしなくていいんですか。まず自分のところから治してくのが筋ってもんでしょ。
市役所に行ってお願いした書類が「オセエ!」って叫ぶのも奇人変人みたいな感じがして躊躇しちゃうのだけどけっこうチンタラやってるとこいっぱいありますよ。
税金って払っている人のもんでしょ。
公務員って民間が雇ってようなもんでしょ。
それなのに何でアンナに融通が利かないんだろ!
〔また公務員の人に怒られちゃうな〕
今、銀行が危ないって叫んでるけどあの債務の穴埋め税金でやろうって話でしょ。誰の金なんですか。税金は民間で働いている人達が国に投資したお金なんです。それをまあジャブジャブ使っちゃおうなんて・・・
道路公団民営化にしたってそうなんだけど、公団側はヨーク知ってんです。民営になって黒字にするのは並大抵の事では出来ねえって・・誰だって赤字の会社で苦労したかないでしょ。

道路公団はすこーし長く甘えの構造もすぎたとおもいます。
癒着談合はなくして欲しい。これはお願いです。

ようは言いたかったのは「知らない」と言う事は「知っている」人から見れば「知らない」内にいいように利用されちゃうって事です。今日本で一番頭のいいのがそろってるのが税務所かもしれない。多分彼らは日本をいいように操ってる黒幕でしょう。

龍のこの本をよんで、知らないうちに使われちゃう税金についてもっと勉強しようと思うジョンリーなのでした。





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最終更新日  2002.12.20 23:02:43
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