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の勉強や、社会人になってからの学習を「喜び」と感じた人はどのくらいいるのでしょうか
ほとんどの人が、「勉強は嫌だ」という気持ちを持ちつつも、それをどうにか乗り越えてきたのではないかと思います。
脳科学者の著者は小学生の頃から一度も勉強を催促されたことがなく、しかも「勉強するとれしい」という感覚を常に持っていたそうです。
それはなぜか。
"勉強のしかた"を知っていたからです。
本書は、そんな脳を知り尽くした著者の経験と研究をもとに考え出された勉強法と、脳のメカニズムが紹介されています。
~脳は、負荷をかけて苦しみを与えたあと、それが成功したときに一番喜びを感じるメカニズムを持っている~
スポーツで例えると"走り高飛び"の様なもので、そのハードルを飛び越える快感は高い程良いが、低過ぎると退屈だし、高過ぎるとモチベーションが下がる
勉強もこれと同じで、解けそうで解けない程度の問題を苦労して解いたとき、脳は快感を得て勉強を楽しいと感じることが出来るんですね。
勉強をするときには決して"嫌だ"という感覚を持たないことが大切だということがわかってきます。
答え合わせをするときに間違えた解答に印を付けない等の"嫌"な感覚をなくして勉強を進める工夫も必要になると思います。
"嫌だ"という感覚を持っていると、頭に入っていかないのは勿論、とにかく苦痛ですもんね。
この"勉強を喜びとする方法"を実践すれば、学生は成績がグングン伸びていくだろうし、社会人も資格試験や、日々の学習が頭に入りやすくなるのではないでしょうか。
なにしろ、勉強することが喜びになるのですから、おのずと結果も良い方に働くと思います。
また、子供に勉強をさせたい親としての立場でこの本を読むのも良いかと思います。
子供が喜んで勉強をするように仕向ける、とまではいかないまでも、喜びながら勉強してくれたら親としてはこの上ないことですからね。
●茂木 健一郎(もぎ・けんいちろう)●
ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授、東京藝術大学非常勤講師。
1962年、東京生まれ。
東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究物理学専攻博士課程修了。
理学博士。
理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
主な著書に、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生み出す脳のシステム』『脳内現象』(以上、NHK出版)、『脳と仮想』(新潮社)、『感動する脳』(PHP研究所)、『脳と創造性』(PHPエディターズ・グループ)、『クオリア降臨』(文藝春秋)、『プロセス・アイ』『やわらか脳』(以上、徳間書店)、『ひらめき脳』(新潮新書)などがある。
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