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10/5 Wed
二宮尊徳翁は、疲弊した貧しい村をよみがえらせる「村興しの神さま」と尊敬されました。尊徳翁は、人として生きるいちばん大事なことは「勤」、つまり生活に必要なものを作りだすこと、「倹」それを浪費しないこと、「譲」それを人に譲ることの三つであると説き、とくに「譲」の大切さを強調しました。
いまは時代が大きく変わってしまって、勤勉が悪徳のようにいわれることがあります。効率よく利益を得るためには手段を選ばない、といった考えがまかり通っているようにもみえます。しかし、それがどんな社会を招いてしまうか。
すでにその兆候が、社会のあちこちに現われ始めているのではないでしょうか。
経済とは、全体と個が互いに生かし合いながら、みんなの幸福を実現していくこと、つまり「共生」の規範を意味する言葉だったといいます。自分の儲けだけを考えるのでなく、人さまの利益を優先して一心に働き、得られた利益を、また社会に還元していく。それによってもたらされる物心両面の豊かさこそが、真の豊かさでありましょう。
庭野日敬著『開祖随感』より
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