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無我になる
「生きながら死人となり果てて 思いのままにするわざぞよき」
これは臨済宗の志道仏難禅師の歌です。 ちょっと難しいいかもしれませんが、意味の深い内容です。
「生きながら死人となる」 というのは、 もちろん死ぬわけではなく、「無我」 になるという意味です。
おいしいものを食べたい、 大きな仕事をしたい、 いい上司に恵まれたい、 長生きしたいという 「自分」 が私たちにはありますが、 その自己中心性が妨げになることが多いのです。 そこで、 ひたすらに 「自分」を捨て謙虚になっていく、 というのが 「生きながら死人となる」 ということです。
私たちが 「無我」 になりきるのは困難至極なことですが、無我になれば、 いつでもどこでも思いのままに振る舞えるというのです。
ほんとうに死んだつもりになって、 ちっぽけな 「我」 を捨て去り、 仏道を精進するときに、 自由自在な人生を歩むことができるのです。
庭野日鑛著『心の眼を開く』より
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