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7/23 Thu
名選手必ずしも名監督ならず、といいます。その道の知識、技術、経験はもちろん欠かせませんが、それだけでは十分ではなくて、プラス人間性が必要なわけです。
名人・名選手といわれた人は、自分がなんでもできるものですから、つい自分の考えるとおりに人にもやらせたくなります。完璧さを要求して、「こんなこともできないのか」というじれったさが、つい顔に出てしまいます。大勢の人を率いるリーダーは、みんなを自分のようにさせるのでなく、それぞれが具えている特徴を伸ばしてあげるのが仕事です。メンバーの持ち味が見えず、その力を生かすことができなくては、独り相撲になってしまいます。
ですから監督業の出発点は、まず「みんなにやってもらうのだ」という心になることです。すぐれた一面だけを引きだそうとあせって、「そこを直せば」「ここを変えれば」と、いちいちこだわるよりも、長所も欠点もひっくるめて、そっくり受け入れてしまうのです。
リーダーにそれだけの度量が具わると、みんなが安心して、思う存分持ち味を発揮してくれるようになります。
庭野日敬著『開祖随感』より
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