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今回は漢数字の「五」「六」の入った「四字熟語」を調べてみました。
四字熟語ではやはりダントツに多いのは「一」で、次に「三」、「千」が多いようです。
出典:三省堂新明解四字熟語辞典、デジタル大辞典(小学館)
<「五」の入った「四字熟語」>
「五倫五常」(ごりんごじょう)
人として常に踏み守るべき道徳のこと。儒教の教え。
▽「五倫」は基本的な人間関係を規律する五つの徳目。
父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信。
▽「五常」は仁・義・礼・智、信の五つ。
用例:なお五倫五常の献立を作りて、これは仁なり、それは義なりと、急用に取り出す。
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森川許六・風俗文選
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「五臓六腑」(ごぞうろっぷ)
はらわた。内臓。からだの中すべて。また、腹の中。心の中。五つの内臓と六つのはらわたの意。
▽もと漢方の語。「五臓」は心臓・肺臓・脾臓(ひぞう)・肝臓・腎臓(じんぞう)。転じて、全身の意。「六腑」は大腸・小腸・胃・胆・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)。三焦は胃の上(上焦)、胃の中(中焦)、膀胱の上(下焦)で消化や排泄をつかさどる。古い典籍では「臓」は「蔵」、「腑」は「府」と書かれることもある。
出典:『漢書(かんじょ)』芸文志(げいもんし)
句例:五臓六腑にしみ渡る
用例:まちがっても四くちとまでは欲ばるな。五臓六腑がとろけてしまう。
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石川淳・至福千年
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「五行相克」(ごぎょうそうこく)
水・火・金・木・土の五つの根元要素が互いに力を減じ合い、水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に勝つという考え方。五行の徳を歴代の王朝にあてはめて変遷の順を理論づけた学説の一つ。
▽「剋」は勝つ意。「五行」は日常生活に欠くことのできない木・火・土・金・水の五つの要素で、これらがある一定の法則で循環交代して万物を生ずる根元となると考えられた。「剋」は「克」とも書く。
出典:『春秋繁露(しゅんじゅうばんろ)』五行相勝(ごぎょうそうしょう)
類語:五行相勝(ごぎょうそうしょう)
対義語:五行相生(ごぎょうそうしょう)
※他に五里霧中(ごりむ - ちゅう)、五濁悪世(ごじょく - あくせ)、五体投地(ごたいとうち)、「陰陽五行」、陰陽五行(いんようごぎょう)など
<「六」の入った「四字熟語」>
「六道輪廻」(ろくどうりんね)
この世に生きるすべてのものは、六道の世界に生と死を何度も繰り返して、さまよい続けるということ。
▽仏教語。「六道」は生前の行為の善悪によって、死後に行き先が決まる六つの世界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)。「輪廻」は、車輪が回転してきわまりないように、霊魂は不滅で死後また生まれ変わるという考え方。
出典:張説(ちょうせつ)「唐陳州竜興寺碑(とうちんしゅうりゅうこうじひ)」句例:六道輪廻の思想
用例:また私はここで仏法の六道輪廻を思いみる。インドには、殊にシャカムニの生国としてのインドには、そもそもから進歩などという想念はなかったろう。
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唐木順三・死の灰についてのひとりごと
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類語輪廻転生(りんねてんしょう )流転輪廻(るてんりんね )六趣輪廻(ろくしゅりんね)
「六月無礼」(ろくがつぶれい)
陰暦 6
月は暑さが厳しいので、服装を略式にする無礼は許されること。
「六月無礼とて紐解かせ給ひ」〈長門本平家・二〉
「六菖十菊」(りくしょうじゅうぎく)
時期が遅れて、もう役に立たないこと。端午(たんご)の節句(五月五日)に一日遅れた六日の菖蒲(しょうぶ)と重陽(ちょうよう)の節句に一日遅れた十日の菊の花という意。
注記「ろくしょうじっきく」とも読む。「六日(むいか)の菖蒲(あやめ)、十日(とおか)の菊(きく)」ともいう。類語夏炉冬扇(かろとうせん)
※他に六根清浄(ろっこんしょうじょう)、六十耳順(ろくじゅうじじゅん)六韜三略(りくとうさんりゃく)など
~あとがき~
「四字熟語」は調べるほど新しいものが出てきて楽しいですね。意味、出典、用例などをちょっと丁寧にみていくのも興味の世界が広がります。以上
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