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今回は漢数字の「七」「八」の入った「四字熟語」を調べてみました。この後続いて「九」「十」「百」「千」「万」と続けます。
出典:コトバンク、四字熟語辞典、三省堂新明解四字熟語辞典、小学館大辞泉
<「七」の入った「四字熟語」>
「七堂伽藍」(しちどうがらん)
仏教寺院の主要な七つの建物をいう。七堂は宗派によって種類が異なる。
南都六宗では、金堂
(
こんどう
)
・講堂・塔・食堂
(
じきどう
)
・鐘楼
(
しょうろう
)
・経蔵・僧坊の七つをいい、
禅宗、たとえば永平寺(曹洞
(
そうとう
)
宗)では、法堂
(
はっとう
)
・仏殿・僧堂・庫院
(
くいん
)
(台所)・東司
(
とうす
)
(便所)・三門・浴室
(
よくしつ
)
をさす。それぞれの堂宇は、普通、回廊で結ばれている。
「七生報国」(しちしょうほうこく)
七度生まれ変わって国に忠誠を尽くすこと。この世に生まれ変わることができる限り、永遠に国にむくいること。「七」は数が多いことのたとえ、「七生」は仏教の言葉で、何度も生まれ変わるということ。
※万朝報‐明治三七年( 1904
「七難九厄」(しちなんくやく)
七と九の年回り(十七歳や四十九歳など)は災難がありがちだという俗信。
注記:「難」は、災難。「厄」は、厄災。
※他に「北斗七星」(ほくとしちせい)、「七歩之才」(しちほのさい)、「七転八起」(しちてんはっき)、「七転八倒」(しちてんばっとう)など
<「八」の入った「四字熟語」>
「八面六臂」(はちめんろっぴ)
多方面で、めざましい活躍をすること。また、一人で何人分もの活躍をすること。もとは仏像などで八つの顔と六本の腕をもっていること。▽「面」は顔、「臂」はひじ・腕。
句例:八面六臂の働き
用例:こうして、ついに政宗の八面六臂の活躍は始まった。
<
山岡荘八・伊達政宗
>
類語三面六臂(さんめんろっぴ)
「八面玲瓏」(はちめんれいろう)
どこから見ても透き通っていて、曇りのないさま。また、心中にわだかまりがなく、清らかに澄みきっているさま。また、だれとでも円満、巧妙に付き合うことができるさま
▽「八面」はあらゆる方面、四方八方。「玲瓏」は玉のように美しく輝くさま。澄みきって美しいさま。
出典:馬熙(ばき)「窓(まど)を開(ひらき)て雨(あめ)を看(み)る」
句例:八面玲瓏として輝く用例忘れ果てていたそういう静かな生活では、さすが世に聞こえた八面玲瓏の才弁も
<
里見弴・大道無門
>
類語八方美人(はっぽうびじん)活用形〈―タル〉 〈―ト〉
「天門登八」(てんもんとうはち)
仕官して、一番上の地位を得ようとすれば、自身の命が危うくなるということ。
「天門」は天にあるとされる門。
古代中国では、天には九つの階層があるとされていて、晋の陶侃は翼で飛んで八つ目をこえ、九つ目の前で門番に叩き落とされる夢を見た後に、八州を治める高官になった。
さらに上の地位を目指そうとしたが、夢を思い出して自重したという故事から。
出典:『晋書』「陶侃伝」
※他に「八万奈落」(はちまんならく)、「子建八斗」(しけんはっと)「黄塵万丈」(こうじんばんじょう)、「八方画策」(はっぽうかくさく)など
~あとがき~
四字熟語(四文字熟語)も今の世の中でも十分に当てはまるものが実に多いと感じています。裏を返せば、当時の世相や常識などが現在ともほとんど変わっていないところも多いようです。以上
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