こころのオアシス

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March 10, 2012
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被災地の瓦礫処理が1年経っても数%しかなされていない。

世界的な未曾有な大災害、日本の危機と言われながら、やはり被災地以外の地域では、ウチには持ってきてもらいたくない、というのが正直な心境なのだろう。

殊に、福島県の瓦礫は放射能汚染されているので、どこともお断り、という始末である。
そればかりか、まるで福島県民が中世の賤民であった穢多(えた)のごとく、「穢れ多きもの」として扱われたり、子どもたちが転校先でいじめられ差別されるというのは、なんとも哀しくて日本人でいるのが情けなく、嫌になる。

福島県民が宮城や新潟、千葉に避難したとき、車に「福島県民は入ってくるな!」と落書きされる中傷・差別事件がいくつもあった。
これは現代の同和問題である。

不潔恐怖や潔癖症の多い日本人は、とにかく汚れたもの、穢れたものを極端に忌避する民族である。
かつては、女性すら、月経がある故に不浄のものとして神域に立ち入ることができなかった。


今更ながらの反省だが、米軍の7割を一手に抱えて苦労している沖縄県民の気持ちがよく解る。
福島問題は沖縄問題と同じなのだ。

自分の所さえキレイなら、住みよいなら、他はどうでもかまわない、というのが今の日本人の醜悪なところである。
福島原発事故直後は、日本という国や日本人そのものが汚染されて穢れた、と世界からは一時忌避された。
そして、国中の観光施設が打撃を受けた。
福島の観光地や特産物は、未だに国内で風評被害にある。

可能性の高い西日本大震災や首都大震災、あるいは身近な原発の事故があったら、今度は国外に避難して、今の福島県民と同じ苦しみを味わうことになるかもしれない。
日本中の核廃棄物を貯蔵している青森の六ヶ所村の処理場が、ひとたび事故にあったら、日本全部が放射能に汚染されるだろう。
そこへ可能性0とはいないテロ攻撃やミサイル攻撃を受ければ一巻の終わりである。
偶発的な人工衛星の落下や隕石が衝突しても同様である。

原発は、専門家からも「トイレのない家」と同じだ、と言われてきた。

そして、事故になってから、放射能汚染水の流出を止めるのに、新聞紙や紙オムツを亀裂箇所に詰め込んでいるのだから、お笑い種である。

巨大地震、巨大津波、原発事故という複合災害を受けた福島の苦しみを、一億人が担ってくれる、というのは幻想でしかなかった。
国民は喉元過ぎれば熱さを忘れるで、テレビ番組では、相変わらずの「お笑い」と「スポーツ」と「韓流ドラマ」に現(うつつ)を抜かしている。







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Last updated  March 10, 2012 02:23:32 PM


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