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県立入試の出願が近づいてきました。
入試点の上に内申点を乗せて合否判定をする県が多い中、茨城県はそういう制度をとっていません。
推薦入試も廃止され県立志願者全員が一斉に3月初旬の入試を受験するという非常にすっきりした形になりました。
ごく一部の生徒(主に強化したい部活の生徒)に対して、特色化選抜という制度を取る高校もありますが、この人たちも推薦時代のように内申書と作文でいいということではなく、学力検査は5教科500点きちんと課されます。
私は2年前に県立入試に特色化選抜の制度が導入されたとき、水戸一高も野球についてだけはやるのではないかと思いました。水戸一高は長い伝統を遡れば、学生野球の父とよばれる飛田穂洲氏をはじめ多くの野球人を輩出した名門校です。土浦一高も同様に阪神タイガース元監督の安藤統男氏や常総学院の木内幸男氏を輩出しています。しかし、水戸一高も土浦一高も特色化選抜は、いっさい採用しませんでした。
高校入試改革では「学力を求める。公平な試験を行う。」という県教委の強い意思を感じます。中学校間で学力差が激しいですが、自分の実力が県レベルでどうなのかという視点が求められます。