坂東市進学塾 スタディ・ポート 港日記

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2017.01.29
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カテゴリ: 高校受験
昨年度の入試結果分析のときにも書きましたが、英語は80点以上と30点以下のきれいな2こぶラクダ状況になっています。

全体の半分が記号問題なのでなんとか得点になっていますが、記号問題を簡単な記述問題に変えたらさらに差が広がりそうです。

英語は文の構造がはっきりとしており、かつ、県立入試レベルでは話の筋書きが「水戸黄門」的に安定的なものなので、基本文法と基本単語を理解できている人にとっては最も高得点が取りやすい科目です。理科や社会よりも波乱が起きにくいはずです。

長文問題も「いつ、どこで、誰が、何を・・」といったことに注意を集中して読んでいけば、設問もそれに関することばかりなので確実に得点になります。大問5の長文問題と大問6の作文でガッツリとまとまった点数が取れる作りになっています。

注意を要するところとしては、全体の初めの科目であり、かつリスニングテストから始まるので、試験の入りのところで集中することです。

大問1のリスニングと大問2、大問3の単語挿入でときおり難しい問題が混じる年もありますが、1問あたりの配点が低いので、あまりこだわらずにテスト全体として点数がまとまればよいでしょう。

と、以上は英語がまあ苦手でない人にとっての話であって、苦手克服という点で最もシンドイのが英語です。

数学のように単元別の個別撃破は不可能ですし、理科もある程度は個別の暗記でなんとか対抗できるところもあるのですが、正直なところ、英語は反撃する糸口が見えません。

英語だけは早い時期から(1年の夏くらいには)塾に来てもらって、重層的な演習が必要だと強く思います。1年生でも、be動詞〜一般動詞〜三人称単数現在〜現在進行形〜助動詞can〜過去形と学習が層状になっています。学習のつど新しい単元を古い単元に重ねながら理解を深めることがたいせつです。



10年ほど前は簡単な単語を何回も書かせる学習ノートをやってる先生もいて、「腕が痛くなっちゃうだろう。」とか思っていたのですが、あれは一定の効果があったんだろうなと当時の否定的評価を反省させられます。とりあえず書かれている単語の意味がわかれば、かなり楽になることはまちがいなく、塾での英語の授業にも向き合いやすくなります。

まあ、ほっといたらひどいことになるので現在の1年は毎回英語→日本語、日本語→英語の単語の往復練習をしています。

繰り返しになりますが、英語は高得点が取りやすい科目です。文法理解と基本単語の意味が重要で、身につけるには理解と練習が必要です。オーソドックスな方法ですが、ごくごく一部の生徒にしか実行されていません。面倒臭さとの訣別を図ってほしいと思います。







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最終更新日  2017.02.01 21:29:23
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