坂東市進学塾 スタディ・ポート 港日記

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2023.08.19
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甲子園で土浦日大高校が3勝してベスト8に入りましたが活躍しているのは選手ばかりではなくOBの印出順彦氏もNHKの解説者として熱弁をふるわれています。

印出氏は土浦日大時代、この世代では全国屈指のショートとしてたいへんな注目を浴びた選手でプロ野球はもちろんのことスポーツ推薦のある大学へならどこへでも進学できたはずですが2年浪人されて慶應義塾大学へ進学されています。

そして大学時代も主将として日本一になり、私の記憶に間違いがなければ中日が2位以内で指名する予定がそこまでに指名がなく記者会見の席を立ちさり(実質的に拒否)、社会人野球の東芝に進み、都市対抗野球で優勝されています。東芝の経営がぐらつくなど予想だにしませんでした。

現在では考えられないことなのですが2000年の前までは慶応大学の野球部は2年浪人がたいへん多く印出氏の時代の大学日本一メンバーには何人も二浪の学生がいました。

その少し前の世代では鈴木哲投手(県立福島高校ー慶應大学ー熊谷組ー西武ライオンズ)も大学へ入るのに2年浪人していますし、江尻慎太郎投手(仙台ニ高ー早稲田大学ー日本ハムファイターズ)に至っては3回慶應大学を受験するも不合格で早稲田大学へ進学し、受験の恨みおそろしく早慶戦では無類の強さを発揮しました。

江尻投手と入れ替わりでロッテに入団した小宮山悟氏も早稲田大学野球部に入るのに2浪しています。

早慶戦では「代々木ゼミナール小宮山同期会」の旗が踊っていたことを覚えています。

立教大学も野球の推薦をやっておらず、野球名門校出身者のみの現在では考えられないのですが横浜のエースとして活躍した川村投手(県立厚木高校 偏差値70)やオリックス・ロッテで俊足好打の外野手として活躍した早川選手(県立船橋高校 偏差値72)のような選手もいました。

さらに驚くことにこの時代はプロ野球に指名されても入団を拒否する選手も少なくなく石井章夫元東京ガス監督は横浜ベイスターズの2位指名を拒否して慶応から東京ガスですし、そのとき投げていた志村投手は巨人のナベツネオーナーから「契約金は好きな金額を書いてもらっていい」と言われていたようですが大手不動産会社へ就職してしまいました。



慶応からは上田選手や大森選手がそれぞれドラフト1位で巨人に入団しましたがほとんど活躍できませんでした。

大森選手がのちのインタビューで「三菱商事や三井物産などの横並びの就職先の一つとして読売ジャイアンツがあった」と語っているのを見て弱肉強食のプロで活躍するのは少し難しかったと感じたものです。

プロで活躍するにはやはり「野球を取ったら何も残らない」ような状況で「大金稼いでポルシェに乗って女優と結婚する」ような野望が必要に思います。

(大谷はそういう次元を超越していますが。)

現在は甲子園で活躍すれば学力に関係なく年内には合格が決まり一年の春からデビューする選手も少なくないので隔世の感があります。

野球名門校出身者以外はなかなか機会さえ与えてもらえない感じです。  

野球にかぎらず大学への入学方法というのもずいぶんと変わったものだと思います。

昔、藤沢キャンバスができる前の慶應の野球部といえばだいたいが「法学部政治学科」(※)だったのですが、現在私立文系の全ての学部学科で最難関になっているようなのも驚きです。

※慶応の中では比較的入学しやすく進級しやすかった。あっ、私はこちらを落ちていますが…。

高校時代のオツムと気力があってもう一度大学を受けられるなら京大か慶應です。早稲田は受けないと思います。慶應義塾高校の応援を見ていて「塾歌」を歌いたいと思いました。早稲田の人はみなそうだと思うのですがテレビを見ながら一通り慶應の応援できてしまいます。





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最終更新日  2023.08.19 04:09:00
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