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カテゴリ:
      詩作の思い出

小学校4年の時である。国語の授業で詩があった。誰の詩でどんな詩だったか記憶には全く無い。授業の一環として詩を作ることになった。私は物語を読むのは大変すきであったが、詩集などは一度も読んだことが無かった。

 どんなに考えても詩らしきものは浮かんで来ない。詩の宿題の提出期限になっても、とうとう詩は作れなかった。考えあぐねた末、私は、虎の巻(現在の学習参考書)に載っていた童謡をそのまま写して提出した。これだけは覚えている。確か「あめんぼあかいなあいうえお・・・・・・」と言う歌だったと思う。早速当時の担任の先生から父に連絡が入り、こっぴどく叱られた記憶がある。 父は叱るだけではなかった。当時、新聞記者で詩人の父の友人(石垣島ではなになにや-(屋)のだれだれと言うように、大抵は知り合いである)にその日から詩を特訓された。その方は、町の裏手にある野原に私を連れて行き、「今見ている情景を全て言葉にしていってごらん」とポツリと呟き、私が発する声を、ただ「うん、うん」と聞いていた。約30分。1ヶ月続いた。1ヵ月後に書いた詩を父は先生に見せた。おかげで国語の評価は10(10段階評価)であった。

 それ以来、詩に触れたり、嗜んだりはしなかったが、高校を中退して働き始めてからは、癒されたい時は詩を書いた。頻度は極めて少なかったが・・・・・・。その頃からの日記にには、1年に一作か二作の詩が記されている。



棘   雨(きょくう)


しとど降る雨に

懊悩のいばら戦きて

突端の胸を刺し

わが眼にも

しとど雨降る


このいばらを

どうして菫に変えられよう

私は常にいばら

きっと 針鼠の私

私に収斂するたびに

流血の反乱を起こし

嫌悪の螺旋階段を

夢遊病者となって

沈下する


いずれ私は

私の棘で

血の海を造り

悔悟と共に

溺死する






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Last updated  July 1, 2006 07:38:56 PM


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