July's July

July's July

2012.03.17
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(抜粋です。詩集みつかったらあらためて全文写経します。)

なぜたれのために一篇の詩をかくか
われわれは拒絶されるためにかく
この世界を三界にわたつて否認する為に
不生女の胎内から石ころのような思想をとりだすために
もしも手品がひつようならば
言葉を種にしてもつと強くふかく虚構するために
読まれる恥ずかしさから
逃れるために



<いまや一切が終わつたからほんとうにはじまる
いまやほんとうにはじまるから一切が終つた

見事に思想の死が思想によって語られるとき
われわれはただ
拒絶がしずかな思想の着地であることを思う

友よ われわれはビルデイングのなかで土葬されてゆく
群衆の魂について関心をもち
ナイフとフオークでレストランのテーブルで演ぜられる
最後の洗練された魂の聖職者の晩餐について考察する
かれらの貌には紫色のさびしい翳がある> 






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Last updated  2012.03.17 09:58:50


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