2009年02月03日
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http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/002/1332/00208021332046c.html
大体栗栖氏に関係するかと思われる事件――事件に発展するかどうか、今後活躍していただきたいのですが――を発見したわけです。それは林兼商店の重役である中部謙吉氏の財産税の物納にかかわる問題であります。この問題は、林兼商店の重役である中部謙吉氏が八百万円の財産税を納めなければならないことになつた。それにつきまして、世田谷税務署においてこの納税告知書を発行したわけでありますが、本人から延納並びに物納の申請が出まして、その物納も林兼商店所有の國債をもつて充てることを許していただきたいという申請が出たそうであります。税法によりますと、解散前の法人の持分をもつて個人の財産税の物納に充てることはできないことになつているそうでありますが、世田谷税務署はこれを同人はほかに財産がないということと、林兼はいわめる制限会社として近く解散しなければならない会社であるから、そういう事情も勘案して、この物納を許可しようという意向をもつて、本省に禀請したそうであります。大体この二十二年三月十五日が法定納期になつておりますので、その三月十五日以降にそういう禀請を本省に向けて世田谷税務署は出したそうであります。内諾を当時税務署長は與えておつたのではないかと思いますが、後になつて本省からそれは法律に違反するからいけない、その禀請は承認しないという否認の通知を、世田谷税務署に宛ててしたそうでありますので、世田谷税務署ではこれを取消しまして、早速いわめる納税請求書を出したそうであります。そうしたならば、中部謙吉氏は林兼商店の顧問をやつておりまして現在公職追放になつております中島彌團次氏を動かしまして、本省に種々画策をしたそうであります。私も中島彌團次氏の関係したこの陳情書なるものを見ましたが、その中には確かに本社顧問中島彌團次氏を動かして種々努力しておるということが謳つてあります。そういうわけで中島彌團次氏が動きまして、それからその陳情書の中には、長崎と下ノ関でこういつた未解散の法人の持分をもつて物納しておる例があるじやないか、現に自分の兄貴でありましたか、弟でありましたか、兄弟がそういうふうな税金を納めておるというようなことを謳つてありました。そういうような陳情書を出しまして、中島氏は本省を動かしたような形跡があります。その結果遂に成功いたしまして、この施行規則を改正いたしております。それは六月九日附の藏税一八二〇号をもつて世田谷税務署向けに施行規則を変えたから、その扱いについては從來とは変るという通知が來ておりまして、それに基いてこの中部謙吉氏は林兼の所有の國債をもつて個人の税金の物納をいたしております。ここでわれわれが特に問題にいたしておりますのは、いわゆる公職追放者なるものが役所に出入りして、遂に施行規則を改正したような形跡があるということ、それからこの中部謙吉氏のために規則を変える前に、すでに下ノ関と長崎でこういつた物納を許可しておる。これはたしか栗栖前藏相の時代ではなかつたかとわれわれは考えているわけです。世田谷の税務署は長崎と下ノ関の税務署の照会を出しまして、事実お前のところでこういつた許可を與えたことがあるか。そのときは何年の何月であるかという照会を出してあるそうでありますが、未だに返事が來ないようであります。われわれといたしましては、公職追放者が役所に出入りをして、施行規則を変えさせたような形跡のあること及び追放者の意思によつて政令を改正したことは、勅令の第一号に違反するのではないかというようなこと、それからその次に下ノ関、長崎において許可したことは、税法違反でないか、政府みずからが税法を違反しておるじやないかというようなことを、われわれは問題にいたしております

高橋(英)委員 証人にもう一つ伺います。終戰処理費の支出の放漫という問題ですが、これは石橋大藏大臣のときには、終戰処理費の問題、すなわち進駐軍の土木工事の問題について、非常に大きな問題があつて、土建業者の請求をそのまま大藏省は認めるわけにはいかないというので、関係方面との間にもいろいろな問題が起つて、たいへんその要求を削減したという事実がある。巷間傳えるところによると、そういうことも石橋氏のパージの一つの原因になつたと聞いております。眞僞はともかくでありますが……。そういうふうに相当終戰処理費に対しては嚴格に石橋大藏大臣の時代にはやつておつたにもかかわらず、栗栖大藏大臣になつてからは、土建業者に非常に甘くなつて、土建業者に対する協力が目にあまるというようなことになつたと私どもは聞いておりますが、そういうふうなお感じはなかつたのですか。

○梶川委員 この問題とは別ですが、小野君の証言要求中に、証人の方から大藏省内外において追放官僚がなお相当な発言力をもつておるということを言われた。これは相当重大な問題です。一体どういう人たちか具体的に申していただきたい。さらにまたどういう人をどう動かしたのか、それとだれがやつたか、実例並びに具体的な氏名をぜひともお聽かせを願いたい。
○島川證人 実例をおつしやいましたが、そういうことを聞いておるということで、聞いた人は申し上げても結構ですが、ただ出入りしておる人を具体的に申し上げても結構です。それは青木一男、石渡莊太郎、入間野武雄、植木庚子郎、久保文藏、田中豊、鹿食清一、小笠原三九郎、津島壽一、松隈秀雄、松田令輔、山際正道、田村秀吉、大体これだけ調べてあります。
○梶川委員 これがどういうことをやつておるのですか。
○島川證人 これはタバコとか酒とかの配給を受けております。
○梶川委員 そうでなくて人事上等において相当左右しておると言われたが、これは重大な問題ですから……。
○島川證人 相談を受けている。

○島川證人 そうです。
○梶川委員 迫水がどうしたというのですか。
○島川證人 人事について相談を受けている。
○梶川委員 だれからですか。
○島川證人 大藏省からです。
○梶川委員 大藏省というても廣いから、だれから相談を受けたのですか。
○島川證人 その辺はわからない。
○梶川委員 わからないことを流説を飛ばしては困る。
○石田(博)委員 今迫水久常氏が大藏省の人事に干渉しておるという事実は、先ほどのあなたの御証言だと、迫水がおれは相談を受けたということをだれかに言うたということをあなたが聞かれたというのですね。
○島川證人 そうです。
○石田(博)委員 あなたはだれから聞かれたのですか。

○石田(博)委員 内外新聞社の社員に水が漏らしたというのですね。
○島川證人 ええ。
○石田(博)委員 内外新聞は迫水が初めいろいろ参画しておつたことは事実ですから、それはあると思いますが、内外新聞社の何という社員ですか。
○島川證人 杉浦泰二です。
○石田(博)委員 杉浦泰二からあなたがお聞きになつたわけですね。杉浦泰二に迫水がおれは大藏省から人事の相談を未だに受けていると言つたことを杉浦氏からあなたが聞かれたわけですね。

○石田(博)委員 そこまで経路がはつきりわかつているなら結構ですが、この種のうわさというものはよく出がちなうわさなんで、特にあなたのような内部におられる人からそれが言われると、非常に誤解というか、影響するところが多いので、そこまではつきりした素材をもつておつしやるならば、それは眞実であろうと思います。
○島川證人 私はそれを聞いたというだけで、どういうふうに聞いたかそれは知りません。
○石田(博)委員 その場合どういうふうに具体的に動かしておるかというところまでやはり確めないと、政令違反という一種の犯罪を構成する事実ですから、あなたがこういう席上でそれをおつしやつて、今度は反対の方でそういう事実がないということになつてくると、それこそ誣告罪にもなるし、あるいはあなた自身が妙なことにならぬとも限らぬから、念のためにお聞きしたわけでありますが、そこまではつきりしておれば結構です。それから先ほどビールと酒の配給を受けているという話ですが、これもそういう配給を一体どういう名目で間歇的に受けているのか、継続的に受けているのか、どういう程度に受けているのか、それをお伺いいたしたいと思います。
○島川證人 タバコは月三十個受けている。
○石田(博)委員 そうですか。受けている事実があるのですか。
○島川證人 受けておるということを聞いております。
○石田(博)委員 だれから聞いておりますか。
○島川證人 祕書課に勤務しておる者から聞いております。
○石田(博)委員 それは必要ある場合はその人の名前をあなたは明示できますね。
○島川證人 できます。

文芸春秋に出た 徳本レポートによる 林兼により 白洲次郎が買収されていたという風聞の背景の裏側には こういう事情があったものと思われます
これを エレノア ハードレーという方に察知され あやうく公職追放になりかけたのでしょうかね
財閥解体と公職追放で どううまく動いたかが 戦後の顔役サンたちの特色なんですが 黒歴史になるので 意外にわかりにくいですね






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最終更新日  2009年02月03日 15時27分53秒
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