麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

麻布十番の片隅で『ブチョ~!』と呼ばれるヲヤヂの徒然

2011年05月24日
XML
カテゴリ: 日々徒然
家づくりやリフォームには、いろいろな目的や目標があり、そしていろいろな問題

など、いろいろな制限がかかります。

このように、家づくりにせよ、リフォームにせよ、完成品がないまま、その場で
できあがりを想像する必要があり、限られた予算や法的な制約のなかで最大限の
要件を固めておかないと、期待と現実に大きな差が顕れ、家族から『期待はずれ』
との烙印を押されかねません。

そんなとき、実に参考になるのがビジネスアナリシスという企業や組織が抱える
問題・課題を解決し、さらに業務を良い方向へ持っていくためにその構造や思想

一言でいってしまえば、自分たちにとって本当に価値のあるもの、必要とされて
いることを関係者と一緒に背景から掘り起こし、明確にしていく作業を指します。

よって、これからの家づくりやリフォームにあたっては、ビジネスアナリシスで
定められた手順に沿って、《要求と要件の整理》《目的と手段の整理》《目的と
目標の整理》《問題と課題の区別》《ステークホルダー(家族であれば、たとえば
妻・夫・親・子。そして地域社会や環境)の把握》《膨らむ要求のコントロール》
という6つの要素を、【期待と現実=制約条件】のなかで家族で相談しながら決め
ていくのが、家づくり・リフォーム成功の秘訣なのです。


まず必要になるのは、《要求と要件の整理》。
いっしょに住まう予定の家族のニーズや課題を分析し、それぞれの希望=要求を
もとに予算や期間といった【制約】を考慮した要件(要求を実現するための定義)


要求は「新たに作りたい」「変更したい」など現在の状況と異なる部分が主となり
必ずしも実現性は考えられていません。
ただし、要件(実現するための定義)では、予算や期間といった【制約】フィルター
を通しますので、期待と現実のギャップが必ず生じます。

次に必要になる考え方は、《目的と手段の区別》。

いう要求=目的と「~をやりたい」「~を実現したい」という、何かを実行したい
要求=手段があります。
これらの要求を分析する際は、まず【目的】を明確にしたうえで【手段】を考える
ことが大切。
誰しも考える【いい家に住む】という【目的】がブレなければ【いい家に住むには
どんな手段をとるべきか】と、目的まで立ち戻って考えることで、他にアイディア
が出てくる可能性が高まります。

要件が絞り込まれ、目的と手段が整理された段階では《問題と課題の区別》。
【問題】と【課題】は、どこがどう違うのか、区別しにくい用語ですね。
これらの言葉をきちんと使い分けることで、問題と課題の整理が容易になります。
ビジネスアナリシスでは【問題】とは事実そのもの。
【課題】とは「現状に対しこうありたい」という人間の意志が含まれたものと定義
されています。
つまり、何を【課題】にするかは、それぞれの方々の意志によって異なります。
よって、課題の背景である問題(事実)をしっかり認識し、家族が正しく課題を認識
しているかどうか、しっかり確認しておくことが重要です。

次は《ステークホルダーの把握》。
家づくり・リフォームのステークホルダーとは、妻・夫・親・子は容易に思い浮か
べることができますが、未曾有の大震災を経験した現在では地域社会・環境なども
立派なステークホルダーになりえます。
しかも、各ステークホルダーの利害は必ずしも一致しません。
これらの状況をきちんと押さえながら、各々の希望や課題を収集・整理。
要求と要件を整理していくわけですが、注意しなければならないことは、各々の
ステークホルダーでの期待値と現実値はまず一致しないのです。
よって、ステークホルダー間であらかじめ期待値と現実値の合意形成がなされて
いないと家族から『期待はずれ』として、それこそ一生のあいだ言われ続けます。

最後にもっとも重要なことは、《膨らむ要求のコントロール》。
一般的に【要求】は膨らんでいくものです。
家具などの配置で柔軟に対応できることや使用頻度が少ないものはそもそも導入
しないなど、確固たる意志をもって要求をコントロールしないと、要求はとめど
なく拡散して膨張していきます。
そのためには、それぞれの要求に優先順位をつけて採否を判断。
合意形成をしておく必要があるのです。
前述した目的としての要求は家事や掃除の手間がどれだけ減るかなどの評価指標
で表し、手段としての要求は目的への貢献度や費用、実現可能性などを家づくり
計画ワークシートや家づくりノートなどに記述して希望を具体的に表します。
これらを使って、どの要求を優先すべきか。
自分だけではなく、家族の意向を踏まえながら、各々の要求を客観的に判断でき
るようにしておきます。


家づくりは漫然と構えたまま言われるがままに進めると、たいがいの場合失敗
してしまいます。

先日開催され弊社も出展した【朝日住まいづくりフェア2011】において感じた
ことですが、大震災を契機に家づくり、リフォームをご検討中の方々の意識は
明らかに変わっています。消費者としてもできるかぎり自分たちにとって適切な
知識を学びながら、家づくり・リフォームに取り組むことはとても喜ばしいこと
なのです。
なぜかといえば、消費者の選択眼に叶わない施工会社が施工した場合、永い期間
その家で満足しながら暮らすことは難しいからなのです。
ビジネスアナリシスに沿って要件を定義し、適切な方法で選択した施工会社が施
工した住まいで何十年も満足しながら暮らすか。それともいきあたりばったりで
建てた家、リフォームした家で、何十年も不平不満を抱きながら生活するか。

もともと接客のプロである家電量販店のリフォーム接客スキルも日を追うごとに
向上していますが、今後はあらゆる施工会社が【施工現場=売場】【職人=ショ
ップ販売員】という意識を持って、お客さまからお預かりしている現場に取り組
み、スマートハウスに代表される建築とITもしっかり理解しながらお客さまに
とって最善の【くらし方】が提案できないと、何十年も満足できる家は『絵に描
いた餅』でしかありません。
【くらし】に関連する業界の垣根がどんどん低くなっていく一方で資材インフレ
または増税が発生するかもしれないこれからの家づくり・リフォーム工事におい
て、長年満足できる工事ができる施工会社を選ぶことは現在では必須条件に違い
ありません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011年05月26日 12時06分02秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

junpapakazu

junpapakazu

コメント新着

junpapakazu @ Re[1]:消費税引上げ前に購入したい住宅事情(01/31) Kousukeさん コメントありがとうござい…
Kousuke @ Re:消費税引上げ前に購入したい住宅事情(01/31) 消費増税は、情勢としては避けられないで…
junpapakazu @ Re[1]:住みやすさは採光と通風が最大のポイント(01/17) Kousukeさん コメントありがとうございま…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: