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2022.03.24
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カテゴリ: 映画・読書




みなさん、こんにちは!

久しぶりにホラー映画のご紹介です。


樹海村


2021 年の日本映画

呪怨の清水祟監督により犬鳴村に続く村シリーズの第二作

2022 年には同シリーズ最新作の「牛首村」が公開されており、勢いがありますね


犬鳴村は実在した村の都市伝説がモチーフですが、

樹海村という村や都市伝説は存在せず、自殺の名所とされている富士の樹海と、ネット都市伝説のコトリバコをモチーフにしたストーリーです。


映画の冒頭は前作犬鳴村でもお馴染みアッキーナの youtube 風自撮り映像

犬鳴村に侵入して呪いにより死んだはずのアッキーナが何故か復活


富士の樹海から配信を行いますが、前作同様に恐しい事態に見舞われ配信は途切れてしまいます・・・


その配信を興味深そうに視聴している引きこもりっぽい少女ヒビキ、それを心配そうに見守る姉のメイが本作の主人公です。




※ネタバレを含むあらすじ※


メイとヒビキの姉妹は幼い頃に、姉妹 2 人だけで樹海から発見される。

母親が無理心中を図り、姉妹 2 人だけ生き残ったものと思われ、祖母の元で育てられていた。

ある日姉妹は、メイの友人であるテルとミユの結婚祝いを兼ねた引っ越しの手伝いに行くが、その新居の床下に謎の空間と、不気味な箱を発見する。

ヒビキは幼い頃からこの世ならざるものが見えるらしく、箱によくないものを感じて触れないようにと皆に伝える

メイの恋人であるシンジロウは、ネットで「コトリバコ」という都市伝説を見つけ、実家の寺でお祓いして貰えばいいのではと提案するが、

引っ越しの様子を見にきた近所のおじさん?が「前の住人が置いて行ったのかな〜、うちで処分しとくよ」と箱を持ち帰ろうとする。しかし、その直後に車に轢かれてしまう


その後、ミユも怪我をしてお腹の子供を流産してしまう。


箱のお祓いのために、メイヒビキ姉妹とテルミユ夫婦はシンジロウの実家の寺に泊まり込むことになるが

お祓い中に数珠が壊れるなど、不吉なことがおこる。

ヒビキには寺中に大量の亡霊の姿が見えており、お祓いはうまく行っていないらしい・・・


その後、お寺が火事になり、シンジロウは火傷を負い、住職である父親は亡くなってしまった

そして、その火災の原因は箱を燃やそうとしたヒビキによる放火だったことが判明し、

メイとヒビキは、ミユやシンジロウの母から「もう関わりたくない」と拒絶されてしまう


ヒビキは放火の操作から精神病院に入院することになり、統合失調症と診断される


翌朝、メイヒビキの祖母も自宅で謎の死を遂げているところをメイが発見すり


さらに、ミユが行方不明になり、ミユのスマホのみが樹海で発見される


ミユを探す中で、ヒビキが「樹海の箱」の話をしていたことを思い出したメイは、テルとシンジロウともに病院に行くが

ヒビキの主治医が意味深な言葉を残して飛び降り自殺をし、その自殺に巻き込まれてテルも死んでしまう。


メイを慰めていたシンジロウだったが、メイ宅で料理をしていた際に何故か自分の指を切断しようとしており、気づいたメイに声をかけられ正気に戻るが

メイが救急に連絡している間に、また目つきがおかしくなり、自分の首を切り倒れてしまう


メイは夢の中で、子供のころ家で箱を見つけたこと、母が箱を恐れていたことを思い出していた

さらに幼少期に樹海で自分たちを保護した男性から、当時の話を聞き

母が樹海に箱を返しに行き、命からがら自分たちだけを逃してくれたことを悟る


メイは、亡き母の声を聞いていたらしヒビキの部屋を調べて手がかりを見つけ

呪いを解くために 1 人で樹海へ向かうのだった







あらすじを読んでもらうとわかるかと思いますが

めっちゃ人が死にます。

霊障とか不審死は、ミユとメイヒビキの祖母のみで、 2 人に関しては何があったかはわからないが死体で見つかったという感じで

幽霊に襲われるようなシーンは、ラストの樹海までほぼありません。


樹海のシーンでは、犬鳴村のラストのように「樹海村」の大勢の村人たちから逃げる展開です。


全体的に「心霊」っぽい演出はほぼなく、前半に少しあるぐらいで、あとは指を切り落とすなどのグロい気持ち悪いようなシーンが多いです。


個人的にはあまり好みじゃなかったです。


あとは、ストーリーが無理やりというか分かりにくいところがありましたね。


コトリバコをモチーフにしていますが、本作で登場した箱はコトリバコとは違うものらしく、成り立ちや効果も少し異なります。


それは良いんですが、何故その箱がテルミユ夫婦の新居にあったのかが不明なままで終わってしまったのが残念です。


過去にメイとヒビキが箱を見つけ、母が樹海に返したことで「箱が置かれた家は血筋が絶える」という呪いが半端に終わってしまったため、

呪いを完了するために、再び箱が現れた

というのであれば分かるんですが

それなら、テルミユ夫婦の家ではなく、メイヒビキ姉妹の家に置かれているのでは?と思うんですが・・・


ラストに、「わしお ねね」という子供が箱を見つけるシーンがあるんですが、

メイの恋人のシンジロウの苗字が鷲尾なので、ねねちゃんが 2 人の子供だとすると

やはり血筋を絶やすまで呪いは続くと考えられます。


そうなると余計に、箱がメイヒビキの家ではなく、テルミユの家にあったことが不自然なんですよね


「前の家主が置いて行ったのかな〜」というセリフがあったので、前の家主を探してながら箱の呪いの真相に近づいていくという展開なら分かるんですが

そういう流れは全くなかったので、違和感がありました。



じめっとした J ホラーが好きな人には受けないだろうし、

理不尽に人が死ぬゴア系ホラーが好きな方にはぬるいだろうし、

考察するにもツッコミどころが多すぎるし


J ホラーの新しい可能性を模索中なんだとは思いますが、どっちつかづな印象でした


樹海とコトリバコの二つの要素も、どちらか片方で良かったかなと思います

謎の箱を登場させるよりも、犬鳴村みたいに、主人公が樹海の生き残りの血を引いてる〜って内容のほうが分かりやすかったかも・・・


犬鳴村のシリーズにするためにネットの都市伝説を取り入れる必要があったんだと思いますが

それならもっと直接樹海に関係している検索してはいけないワードのほうが良かったんじゃないかな〜などと考えてしまいます。


私が大阪人だからなのか脳内でツッコミが忙しくて怖がる暇がなかったのが残念です。




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Last updated  2022.03.24 17:46:25


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