ザ★ゴリラ７ | メタボの気まぐれ

1975年、東映・テレビ朝日の制作で送る
「ザ★ゴリラ7」はＪＡＣ主催のアクションドラマである。

“ゴリラ”とはフランスの大統領護衛官の事を指し
命知らずの護衛官として大統領は尊敬の意味を込めて
彼らを「ゴリラ」と呼称しました。

そのゴリラを日本の護衛、救出を目的としたグループの
活躍を描いた作品として制作したアクションドラマなのです。

ゴリラ7の隊長的存在で空手の達人である
風見大介（千葉真一）を中心に

科学に強く武器の発明をする南陽一郎（目黒祐樹）
甲賀流忍者の末裔の流矢ミチ（志穂美悦子）
暗黒街に精通している変装名人の冬木猛（夏八木勲）
格闘技の達人である萬年正（千葉治郎）
日系の秋月ローザ（森マリア）
ゴリラ7の責任者である草鹿龍（中丸忠雄）を中心に

ゴリラたちの機転でハイジャックを阻止したり
事故で息子を亡くした冬木猛が息子を殺した
大物ジャーナリストの身辺警護を担当する非情な護衛や
宝石の警護、テロとの対決など
数々の個人護衛、日本防衛を守りました。

ザ・ゴリラ７-2.jpg

ある国の王女と恋に陥り「ローマの休日」を彷彿させる
物語や犯人グループ対ゴリラ７の全面対決を描いたが
シリアスかと思いつつコメディタッチな内容という
バラエティに富んだ物語も登場しております。

中でも第24話「オホーツクから来た男」は

“オホーツクじゅん”と名乗る男を探していた
少女さよに依頼を受けたミチが捜査した所、
ある凶悪強盗団の組織の存在が浮上し
潜入捜査するという屈指の名作と言えます。

またゲストに子役時代の真田広之や
牧れい、純アリス、奈良富士子、ひし美ゆり子
奈美悦子といった70年代のアイドル女優を起用するなど
華やかなゲスト陣で固めました。

本作の成功によりＪＡＣアクションドラマシリーズが
続々と登場し最終的には「影の軍団」へと続くのでした。