ゴジラVSスペースゴジラ | メタボの気まぐれ

1994年に公開された「ゴジラVSスペースゴジラ」は
前作の「ゴジラvsメカゴジラ」でシリーズが
一旦終了する筈であったがアメリカ版ゴジラの制作が
遅れていたために急遽制作された作品である。

Ｇ対策センターではゴジラに対して
2つのプロジェクトが進行していた。

１つはゴジラをテレパシーで操ろうというＴプロジェクト。
Ｇフォースの新城（橋爪淳）と佐藤（米山善吉）
そして未希（小高恵美）と千夏（吉川十和子）

南太平洋に浮かぶバース島へ派遣された。

そこにはＧフォースの一員でゴジラを倒す事に
命を燃やす結城少尉（柄本明）と
リトルゴジラ（ミニラ）が住んでいた。

その結城が仕掛けた罠に悪戯好きのリトルゴジラが
掛ってしまい、悲鳴を聞きつけたゴジラが姿を現す。

そのチャンスにＴプロジェクトのメンバーは
ゴジラの後頭部に小型増幅装置を命中させ
未希のテレパシーでゴジラを操る事に成功。

しかし大久保の無謀な操作で未希は意識を失い
ゴジラも海中へ消えてしまう。

対ゴジラ戦闘ロボット・モゲラ建造に成功した
Ｇ対策センターは地球に向かって飛来しつつある
謎の物体を調査、破壊する為、モゲラを出動させる。

モゲラ.jpg

しかし、その物体はモゲラをものともせず
そのまま飛行を続け、遂に地球へと降り立った。

それがＧ細胞によって生まれた怪獣、
即ちスペースゴジラである事が判明した。

Ｇフォースはスペースゴジラを倒すべく
再びモゲラを出動させ
その操縦に結城と新城と佐藤の３人をつかせた。

破壊を繰り返すスペースゴジラを追って
福岡市に飛ぶモゲラだが
ゴジラもまた小美人・コスモス（今村恵子、大沢さやか）に
アドバイスを受けた未希のテレキネシスに反応し
スペースゴジラを追って同地へ向かっていた。

改修・強化されスペースゴジラ迎撃に出撃したモゲラと
鹿児島湾から上陸し北上したゴジラの三者が
福岡で対峙する！

この映画は当初、宇宙超怪獣・キングギドラを再び敵に迎えた
作品が企画されていたが、直前に公開された「ヤマトタケル」の
ヤマタノオロチがギドラに似ていた事から
ゴジラ型の新怪獣へと企画が変更されました。

また平成ゴジラシリーズとしては珍しく
ゴジラが人類の味方として描かれており
このシリーズで唯一ゴジラがヒーロー的に扱われている。