黄金バット（特撮） | メタボの気まぐれ

昭和5年、街頭紙芝居「黒バット」の最終回に
それまで無敵であった悪役の黒バットを倒す
正義のヒーローとして初登場したのが
原作：永松健夫の「黄金バット」である。

1966年、生誕35周年という事もあり東映は
実写の白黒特撮映画として「黄金バット」を制作した。

四つ目のミミズクの覆面に左手が機械の鉤爪の
怪人ナゾー（関山耕司）が惑星イカルスの
軌道を変えて地球衝突を狙ってきた。

日本支部パール研究所があり
所長・パール博士が超破壊光線砲の建造を急ぎ
これを使ってイカルスを爆破しようとする。

その完成は特殊レンズを着けるだけだったが
レンズの原石が幻の大陸と呼ばれ
一万年前に海底に消えたアトランタス大陸にあった。

ヤマトネ博士（千葉真一）を隊長に秋山ナオミ（筑波久子）
清水隊員（中田博久）中村隊員（岡野耕作）
天才科学少年アキラ（山川ワタル）パール博士と
孫娘のエミリー（高見エミリー）ら一行は
大西洋海上をスーパーカーを駆ってレンズ探険に出た。

そこは既にナゾー一味が占領していており
探険隊との戦いがはじまった。

戦いの最中、パール博士の孫娘エミリーが発見した
洞穴の中に黄金バット（声：小林修）が眠っていた。

エミリーは清水を与え眼から覚めた黄金バットは

その際、黄金バットは連絡用としてエミリーに
黄金のコウモリのブローチを渡していった。

そして原石がパール研究所に運ばれたが
ナゾーは空飛ぶ潜水艦にケロイド（沼田曜一）
ジャッカル（北川恵一）ピラニア（国景子）の幹部を乗せて
パール研究所を攻撃した。

そしてパール博士を誘拐し人間複写でジャッカルを
パール博士に化けさせ研究所に忍びこませた。

超破壊光線砲が完成したら地球を撃滅できない。
レンズの原石を奪い取らなければならない使命に
ジャッカルは探し廻った。

先にエミリーが原石を発見してしまい
怒ったナゾーは“ナゾー・タワー”を地球に運ばせ
パール研究所爆撃を目論んだ。

最大の危機にエミリーは金色のコウモリに
黄金バットを呼んだ。

ここに黄金バットとナゾーの戦いが繰り広げられた！

この映画の成功により日本テレビは本作の続編を
アニメ化し高視聴率を得る事に成功しており
主題歌も本作で使用されたものをアニメ版に
そのまま流用している。