世にも不思議な大仕事 | メタボの気まぐれ

「必殺スペシャル・春世にも不思議な大仕事
　主水と秀香港・マカオで大あばれ」は
朝日放送創立40周年記念を兼ねた
必殺スペシャル第18弾である。

時は江戸・天保時代、長崎で香港マカオから来た
異人・セシリア（中川安奈）に仕置を頼まれた
仕事人、中村主水（藤田まこと）
飾り職人の秀（三田村邦彦）

セシリアは主水たちをマカオへ招いで

だが話を聞いた直後、セシリアは
ポルトガル商船に浚われ
主水は頼み料のルビーを受け取りながら
仕事も果たせず江戸へと戻る事になった。

仕事を果たせぬまま、時は流れ
150年後のの月日が流れた。

バブル崩壊が始まった東京では
中村家の子孫で旅行代理店に勤務する
中村誠（藤田まこと）が
姑のせん子（菅井きん）嫁のりつ子（白木万理）に
小言を言われる毎日を過ごしていた。

ツアー客の中には、なんと秀の子孫
田村秀夫（三田村邦彦）の姿があった。

マカオに着いてから体調が優れない秀夫に
誠は寝不足だと語ったが、

そんな誠は夢の中で火あぶりにされた女が

同じく寝不足になってしまった。

世にも不思議な大仕事1.jpg

次の日、二人の前に夢の中の女であるセシリアが現れ
二人は教会へと導かれる。
そこで見つけたのは夢の中で観た
火あぶりにされている女が描かれた絵。

その絵が描かれた部屋の扉を開けると
誠と秀夫は150年前の主水と秀になった。

それは150年前に達成できなかった
主水と秀の仕事を子孫の誠と秀夫が請け負い
時を経て晴らせぬ恨みを晴らしに
タイムスリップしたのだ！

本作は現代に蘇る仕事人という点から
「必殺（秘）現代版」と同様な作風ではあるが
現代版の続編的な作りではなく
全くの別作品として成り立たせている。

またタイトルの“世にも不思議な”は
当時人気だったドラマ「世にも奇妙な物語」のパロディで
流行に乗るという必殺ならではの
アイディアが満載した作品となりました。