早川健 | メタボの気まぐれ

世界征服を狙う怪人と戦うのが
正義のヒーローであるが
ここに民間にいるヤクザ、暴力団と戦った
正義のヒーローがいた。

黒いウェスタンルックに身を包み
白いギターを背負うという出で立ちで
小林旭主演の日活映画
「渡り鳥シリーズ」をイメージさせる
さすらいの私立探偵・早川健（宮内洋）である。

非常にキザな男の早川健は
街のどこかで脅しをかけている
ヤクザの用心棒に「二人の地平線」を
手袋をはめたまま弾き語りで登場し

用心棒は早撃ち、居合など何らかの特技を持ち
一番であると自負しているが
早川健は「ただし!その腕前は日本じゃあ二番目だ」
と言って用心棒を挑発する。

「ならば日本一は誰だ」との用心棒の問いに
早川はキザな口笛と舌打ち
深く被った帽子の鍔を押し上げる仕種と共に

それに怒った用心棒は技を披露するが
武芸百般だけでなくあらゆるスポーツや
雑技に通じている早川健はそれ以上の技を見せつける。

そして早川健の本来の目的は殺された親友
飛鳥五郎の仇を探す為、日本中を旅している事で

強化服ズバットスーツを作り上げ
快傑ズバットを名乗り用心棒と
暴力団組長に決戦を挑む。

ズバットは組長を組み伏せ
「2月2日、飛鳥五郎という男を殺したのは貴様か」
と問い詰めるが、組長がアリバイを語って釈明する。

その男が飛鳥五郎殺害犯でない事が分かると
ズバットは容赦なくの飛び蹴りをくらわせ気絶させる。

今の世の中、裏社会に生きる暴力団相手に
この男の存在が必要である。
と、思いませんか・・・？