進め！青春 | メタボの気まぐれ

1968年に放送された浜畑賢吉主演の学園ドラマ「進め！青春」は、
青春学園シリーズの第4弾で、初のカラー放送作品として注目を集めました。

物語は、高木進（浜畑賢吉）が半年間の浪人を経て、
私立日東高校の社会科教師として新たな一歩を踏み出すところから始まる。

初日から学生服を着て登校することになり、予想以上に苦難の連続。

生徒たちからの厳しいあだ名付けに悩まされ、思いもよらぬ苦境に立たされます。

しかし、彼は「180年前に生まれていたら、俺は決してナポレオンに引けを取らなかっただろう。
青春の辞書に不可能という言葉はない！」という力強い言葉を口にし、
ここから“ナポレオン”先生としての名を馳せる。

また、彼の周りには、何かと口うるさい英語教師の河野真知子（亀井光代）や、
親切心あふれる養護教諭の熊木愛子（岡田可愛）、さらには江島教頭（平田昭彦）など、
個性豊かな先輩教師たちが存在し、彼は持ち前のいたずら心を活かして彼らとやり取りを楽しむ。

このドラマのプロデューサーの岡田晋吉によれば、
これまでのシリーズで描かれてきたスーパーマン教師像から一転、
今回は生徒と共に成長する身近な教師像を目指したとのこと。

放送がメキシコオリンピックの開催時期と重なったため、
視聴率は伸び悩み、全11回という短い期間での終了となった。

これにより、『青春とはなんだ』以降、4作続いた
青春学園シリーズは一時的に幕を閉じることとなった。