不良中年・天国と地獄

不良中年・天国と地獄

2006年07月31日
XML
カテゴリ: 映画

7月29日(土)新宿アカデミーにて

世界三大ファンタジー(他のふたつは「指輪物語」と「ナルニア国物語」)のひとつをスタジオジブリが映画化した話題作。 興収100億円 を狙う今夏最大のアニメ大作です。

宣伝も相当な額をかけているのでしょう。テレビのCMスポットを目にしない日はありませんでした。新人・手嶌葵が歌う主題歌も、よく耳にしました。 制作側の意気込み が感じられます。

監督は宮崎駿の息子、宮崎吾郎。公開初日に行きましたが、見終わって映画館を出た午後1時半頃には、長い行列が出来ていました。観客の期待も、それだけ大きいということでしょう。( 写真参照 )

夏休みの超本命作は、はたして話題に相応しい出来になっているのでしょうか。結論から先にいうと、アニメが苦手な年寄りには、ひどく 退屈 でした。

原作は知りませんが、映画では、ファンタジーに必要な奔放な想像力、というか 造形力が不足 しているのです。換言すれば、イメージが貧弱なのでした。唯一感心したのは、 ホートタウン という街の俯瞰図があらわれたときです。これは壮観でした。

内容もよくわかりません。世界の均衡がくずれ、その原因を探るため、大賢人ゲド(声・ 菅原文太 )が旅に出る、というのがメーン・ストーリーのようです。それに父殺しの王子アレン( 岡田准一 )や、知人のテナー( 風吹ジュン )孤児の少女テルー( 手嶌葵 )が絡みます。

災いの背後にはクモ( 田中裕子 )と呼ばれる魔法使いがいました。クモの野望が、世界の均衡を崩しているのです。こうして、ゲド、アレン、テルーとクモの闘いがはじまりました。

実は冒頭に、あらわれるはずがない龍が人間世界にやってくる、という異変が起きるのですが、この龍が空高く飛んでいくと、 トンビ にしか見えないのです。これは致命的な欠陥でしょう。 「風の谷のナウシカ」 や 「天空の城ラピタ」 にあった浮遊感も、まるで欠けています。

一事が万事、これが全編に影響していました。どこまでいっても 膨らまないイメージ 。各人物の性格や行動も、はっきりしないのです。父親殺しの動機もよくわかりません。

全体に、大作の風格に欠けていました。アニメが苦手という点を割り引いても、 大いなる期待はずれ の問題作、と指摘しておきましょう。 妄言多謝 。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年07月31日 11時02分46秒 コメント(14) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

中年ジュリー

中年ジュリー

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

背番号のないエース0829 @ Re:レコード大賞最優秀新人賞 岡田有希子「十月の人魚」に、上記の内容…
マイコ3703 @ 実は更新の度に見てました(笑) ブログの隅から隅まで読んでしまいました(…
kenngu0310 @ Re:エルメス バッグ 新作 2013 秋冬 突然訪問して失礼しました。 ありがとうご…
中年ジュリー @ Re[1]:ブルーレイレコーダー(10/10) GAMMAさん 二度の書き込み、ありがとうご…
GAMMA@ Re:ブルーレイレコーダー(10/10) 上記(下記かもしれませんが)2番目のアドレ…

バックナンバー

2026年10月
2026年09月
2026年08月
2026年07月
2026年06月
2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: