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テーマ: お勧めの本(8170)
カテゴリ: 芸能とスポーツ

日本代表監督関連本

午後にタップリ時間がある私は一昨日、それこそタップリとブログにする予定でした。しかしその前に本屋に立ち寄り、ある本を立ち読みしたらすっかり時間がとられてしまいました。その本は前々日本代表監督、フィリップ・トルシエが書いた(にインタビューした)「オシムジャパンよ!」です。この本はトルシエがオシムジャパンを分析しオシムの腹のうちを探り今後の日本サッカーはどうあるべきか、どこを目指すべきか、をトルシエなりの意見をのべたものです。オシムが日本代表の監督に就任して以来、その独特のユーモアと皮肉の混じった「オシム語録」が注目を浴びJリーグ以後の日本代表監督を扱った著作の数では一番多いのでは?思えるほどオシム監督に関する本が出ています。この本もそんな類の本ですが、しかしさすがは元日本代表監督、なかなかの分析と感心しました。すくなくともただ単純にオシムは凄い!期待できる、などという他の数多くある本とは違います。詳細で納得のいく分析が数多くありました。

トルシエの分析

この本ではまずジーコジャパンは何故失敗したか、から始まりこれまでのオシムジャッパンの試合からオシムが目指すサッカースタイルを推測してます。そして個々の選手に対する評価、世界のサッカーの流れ、などを述べています。興味深かったのはオシムジャッパンのマンツーマン・マークへの疑問です。今時、マンツーマン?とその問題点を指摘してます。さらにショートパスではなくダイレクトパスによる問題点→ドタバタサッカーになる可能性がある、という指摘などはこれまで誰も語っていなかっただけに新鮮な印象を受けました。選手では闘莉王、阿部への高い評価、血が繋がっていないとは驚きだ、と語った中村憲剛などについて語っています。総評としてはこれまで自分が手がけてきた選手に比べると将来性はあっても見劣りする小粒の選手たちという評価のようです。(3年後はわからないが)これまでの日本国内のオシムに対する批評と一致するところあれば↑に述べたように独自の分析もあり時間が経つのを忘れるほど面白かった、といえる本です。

未熟な日本人の論評

トルシエは何かと日本サッカー協会とトラブルを起こしてきました。その為、マスコミの格好の餌食にもなってます。しかしこの本で述べている分析を読むと彼は表向きはどうであれちゃんと論理的根拠を持っている人物であるのがよくわかります。ひるがって日本のマスコミは・・・野球の論評は20年前に比べてはるかに正確ですがサッカーに関しては恥ずかしいほど根拠のない自信と意味不明の論理と現実にかみ合わない理屈がまかり通っているように思えます。それをテレビや雑誌に見るとよく偉そうに語るな、とハッキリ言って軽蔑します。いつになったらまっとうな話をテレビや雑誌で見聞きすることが出来るのでしょうか?根底にあるのは実は日本のサッカーは凄いですよ!その理由?自分が好きだから!という未熟で感情を突っ張らせた気持ちがあるのを感じられます。熱く肯定的にサッカーを応援している、だから自分たちの希望は正しい!そんなのはまっとうな理屈には思えないです。熱烈に応援はするが分析は客観的で正確に、そんな態度での分析、批評が出来る日を期待したいのですが・・・・当分、無理そうです。日本でサッカーに夢中になりマスコミなどに登場する人々は自らはトルシエに及ばない、と言うことをもっと自覚するべきだと思います。




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Last updated  2007.05.16 20:11:24
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