佐渡島三郎の株式日記

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2006年10月03日
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カテゴリ: 相場コメント
10月3日(火)


このニュースの背景を若干解説。

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10月2日(ブルームバーグ):米資産運用会社ブラックロックは2日、米大手証券会社メリルリンチの投資信託部門の買収(94億ドル規模、約1兆1060億円)を完了した。資産運用業界としては過去最大の買収。 これにより、ブラックロックの運用資産は1兆500億ドルに倍増し、米国で業界5位に浮上した。同社の従業員は世界18カ国で4500人となる。

ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「ブラックロックとMLIMの統合により、世界で一流の資産運用会社が誕生する」と述べ、「統合により、世界的な規模と資源を持てる」とした。 ブラックロックは今回の買収により、顧客基盤を債券に投資する機関投資家だけでなく、株式に投資するリテール(小口投資家)や欧州市場に広げることができる。メリルは新会社の株式49.8%を受け取る。ブラックロックは取引の一環としてメリルに新株6500万株を付与する。親会社であるPNCファイナンシャル・サービシズ・グループはブラックロックの株式34%を保有する。   ブラックロックは今回の統合に関連する一時的費用が当初予想の2億ドルを下回る見通しだと予想。営業費用の節減効果は約1億4000万ドルとなり、その半分を2007年中に見込む。メリルは今回の売却で税引き後利益が11億ドル増加するとの見通しを示している。
原題:BlackRock Closes $9.4 Billion Deal for Merrill Lynch Fund Unit
***********************************************************************

メリルの狙いは以下の通り。

ブラックロックはかつて欧州株で長期にわたり過去最高の運用成績を出していた棒英生保の欧州株チームを丸ごと買収。最高のファンドマネージャー達とそこにどんどん集まってきた世界の巨大年金を丸ごと買収。で今後も集まってくる資産をどんどん獲得してるという状況。

b)第二段階。
今度はメリルの投信を買いとってブラックロックの運用と販売用の投信を合体させるということ。

c)米の巨額の年金。そして欧州の年金。米欧の運用対象。。
  そして米欧の販売チャンネル整備。米欧の統合がさらにスケールアップするということ。



このブラックロックに買収された欧州株で最高のパフォーマンス・チームというのが先日(会社名抜きで)書いた、某生保欧州株チームの僕の同僚達。リーダーはジブラルタル生まれのヒットラーそっくりの顔をしたアルバート・モレロ。
いつも会議で機関銃のように話す男。鋭い。(ワイフはスパニッシュの元タイピスト。)
彼の片腕のグラスゴー生まれのKen Anderson.いつもグラスゴーなまりで
とつとつと冷静に分析するのが趣味だった。電車で通っていた男が今は駐車場に入りきれないでかいメルセデスに乗ってる。
ふたりとも毎週のようにFTかWSJのどこかに記事が載ってるでしょう。

二人ともすかっとした、なかなかいい男だった。


(注:バブル崩壊後は何度もあるからね)

僕:「日本株に1000億円ほど回してくれ。。最高の運用リターンは間違いないぜ」と言うと、
アルバート:「欧米スターンダードで買える日本企業は1社でもあるというのか?」
続けて「相場の指標がどん底とか、安いとかいうのはそのまま買う理由にはならない。」

いろいろ日本企業のなかでも最高の競争力をある企業の現状をいっぱい言ったんだけど。


奴らの頭の中の論理で日本を見てないと全く議論にならない。

でもそれまで買って買って買いまくってきたようにも思う。
僕は自分でバブル崩壊後の日本株を買い支えたり、いくつかの銘柄の大相場のきっかけをつくってきたという自負はあるよね。買い出動のときは毎日200億円単位で買ったしね。


アルバートと犬の話をよくしたんだけど、シェパードのことを
いつも「アルセーシアン」と呼んでいたのが思い出される。

ケンが入社してきたときよくフィッシュ&チップスとコーラを飲みながらアジア株の話を
したもんです。 


三郎。






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最終更新日  2006年10月04日 01時51分13秒


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