佐渡島三郎の株式日記

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2008年10月08日
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2008-10-08 14:44


ワシントン会議出席のために当地に集まった 世界の鉄鋼メーカー幹部らは、鉄鋼価格が生産コストとの損益分岐点を下回る前に、生産量をどれぐらい削減すべきかを急いで判断 しようとしている。

鉄鋼業界専門研究機関ワールド・スチール・ダイナミクス(WSD)のアナリスト、ピーター・マーカス氏によると、鉄鋼製品価格の主要指標である熱延鋼板の国際価格は1トン当たり780ドルと、年初の1000ドルを下回っているものの、大半の鉄鋼メーカーが1トン生産するのにかかるコストの650ドルは上回っている。

(俺:ピーターマーカスはまだ生きていたのか。長くやってるね)

世界4位の鉄鋼メーカーである韓国のポスコ(NYSE:PKX)は、特に世界経済の減速を考慮すると、年末までに生産能力が過剰になる可能性があり、鉄鋼メーカーは減産を拡大する必要があると警告。同社の李亀沢(イ・グテク)最高経営責任者(CEO)は、「深刻な景気後退のリスクに備えるべきだ」と強調した 。


中国の鉄鋼業界団体は、製品価格の下落を食い止めるために、一部の中国鉄鋼メーカーが約20%の減産を計画していることを明らかにした。また、米鉄鋼大手USスチール(NYSE:X)のジョン・スルマCEOは、鉄鋼メーカーは生産量を需要に合わせる準備をしていると 話すが、詳細については言及を避けた。



WSDのマーカス氏は、「問題は生産能力が過剰になるかどうか、ということではなく、鉄鋼メーカーがこれにどう対処するかということだ」と指摘する。既存の鉄鋼工場の一部は、十分な受注を獲得しておらず、メキシコやウクライナでのケースのように、生産能力の半分で稼働しているにもかかわらず、鉄鋼業界全体の生産能力は向こう12カ月以内にさらに5%増加すると見込まれている。


一方、鉄鋼業界が供給過剰になりつつあるとの見方に、すべての鉄鋼メーカーが賛同しているわけではない。 世界最大手のアルセロール・ミタル(NYSE:MT)のラクシュミ・ミタルCEOは、「供給過剰になりつつあるとは思わない」と語った。同社はすでに一部の市場で生産量を15%削減すると発表している。

ミタルCEOは、 工場の新設や拡張をしようとしても信用収縮で必要な資金が調達できないため、結果的に供給ペースは需要に同調することになると 業界の長期的な見通しは依然として明るく、年5%の成長が見込めるとの 見方を示した。

熱延鋼板の価格が1トン当たり650ドルを下回った場合、弱小メーカーは倒産する可能性がある。しかし、特に一部の鉄鋼メーカーの株価は52週安値の水準で推移していることから、新たな業界再編の動きが始まる可能性の方が大きい。

世界の鉄鋼業界団体の会合での雰囲気は、鉄鋼価格が過去最高を記録し、工場がフル稼働していた今夏以降、大きく変わっている。当時は需要が8%拡大し、生産能力の伸び(5%)を上回るとみられていた。





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最終更新日  2008年10月09日 04時34分59秒


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