楽しく ひまつぶし Labo

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2023.04.05
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カテゴリ: 映画
ノーベル賞作家のカズオ・イシグロさんが脚本を担当し、アカデミー賞の脚色賞にもノミネートされた話題作「生きる LIVING」が、今劇場公開中です。時間を作って、ぜひ見に行きたいと思っています。

「生きる LIVING」は、皆さんご存知とは思いますが、70年程前の黒澤明監督作品「生きる」のリメーク版です。さすがに私も、原作の「生きる」公開当時はまだ生まれる前でしたのでオンタイムでは見ていません。たぶん成人してから、テレビの映画劇場のような番組で見た記憶があります。

だいぶ昔のことなので大まかなストーリーと断片的に映像を記憶している程度です。しかし前から、もう一度しっかりと見直してみたい映画ではありました。
そこで「生きる LIVING」を見る前の予習として元の「生きる」を見てみることにしました。Amazon Prime Video 等の映画配信では見られないので、久々にレンタル・ショップでDVDを借りてきました。



ストーリーは有名なので多くの方がご存知だとおは思いますが...。(ネタバレ有りです。)
市役所の市民課長である渡辺勘治は、毎日無気力に惰性で仕事をしていた。ある時、癌で余命幾ばくもないことを知り、一時は大いに悩むが、自分にもまだできることがあると気づいて、たらい回しにされていた公園整備事業に心血を注ぎ完成させる、と言うお話です。

単純なストーリーなのですが、丁寧に淡々としかし感動的に描かれ143分という長さも気にならないくらい引き込まれました。

冒頭いきなり、説明過多とも思われるナレーションが入り、その後も時々説明的ナレーションが入るので、少々古臭くダサい感じを受けましたが、映像やストーリー展開はさすが黒澤監督、最後まで飽きさせません。何回も見直してみたいくらいの面白さでした。

ご年配の方はこの映画を見て、子供時代になじみのあった俳優の若かりし頃の姿や、昭和時代中期の世相を懐かしく感じられると思います。


映画の中ほどで、まだ話は進んでいないのに主役の渡辺が死んでしまい、いきなり通夜の場面になるのには驚きました。そこからは回想場面になるのですが、映画の構成が普通じゃない、この先面白くなるのかと不安もありましたが、最後は感動の結末に導いてくれました。

この映画、国内での評判も良く、その年のキネマ旬報ベストテンで1位をとり、海外でも高く評価される作品となりました。納得です。

黒澤作品は、七人の侍や用心棒など海外の西部劇にリメイクされている作品がありますが、今回の「生きる LIVING」は場所をイギリスに移しただけで、時代やシチュエーションはそのままだそうですので、どんな映画になったのかとても興味があります。
元作品が完璧なだけに、あえてリメイクを作る意味がどこにあったのか。できたら「生きる LIVING」を見て確かめてみたいと思います。

さて、今夜はもう一度「生きる」を鑑賞して、じっくりと細部まで味わってみようと思います。

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最終更新日  2023.04.05 11:10:30
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