楽しく ひまつぶし Labo

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2023.04.10
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カテゴリ: 読書
​​ ■ 小説「日没」を読んで ​
昨日の記事で桐野夏生さんの小説「日没」について書かせていただきました。​ (桐野夏生の「日没」読みました コワッ!) ​
読者の告発により、文化文芸倫理向上委員会に監禁されてしまうと言うコワイコワイお話でした。

告発という名の密告、倫理向上委員会などという権力組織、療養と言う名の監禁、厚生という名の矯正が、「ヘイトスピーチ法」のような一見まともな法律の背後を考える事なく見過ごすと、とんでもない状況に繋がっていく危険性を含んでいるので、日頃からもっと考えて行動してほしい、という主張が込められていると感じました。

この恐ろしさは充分感じられましたが、物語は強制的にある施設に監禁されてしまうという現代日本ではあまり起こりそうもないシチュエーションのため、どこかよその国の話のような現実味のない感覚をもってしまいました。

​■ たまたま見た Youtube動画​
昨晩Youtubeを見ていて、たまたま巡り合った動画に「さいとうなおき」さんというイラスト関連のチャンネルを運営している方の​ 「登録者130万人から0人へ。何があったのかお話しします。」 ​と言う動画を拝見させていただきました。

50分ほどの長い動画でしたが、彼のアカウントが「Ban」されたということで、その経緯に興味があったため見てしまいました。
ちなみに「Ban」と言うのはスポーツやゲームでは出場停止などの禁止措置のことを言い、ネットではアカウント停止やコンテンツ削除のことを言うようですね。


それなのに全く連絡もなくある夜(真夜中)アカウントが停止され、動画もチャンネル自体も消えてしまい呆然としてしまったそうです。
問い合わせてみても、何が問題なのか、問題の合った動画はどれなのか全く教えてもらえなかったそうです。これは、Youtubeでよくある対応のようですがあまりに理不尽、「日没」のような不条理さを他人事ながら強く感じてしまいました。

「日没」は国家権力、「Youtube」は一私企業の違いはありますが、巨大権力になりうることに違いはありません。

Youtuberにとって「Ban」は死活問題になる可能性もあり、重大な問題です。
「さいとうなおき」さんも、イラストの描画過程で裸の少女を描いていると勘違いされないように、肌色は先に塗らないようにとか、そのほかにもいろいろ気を使っていたようです。
確かに他のYoutuberも「死」という言葉は伏字にしたり、男性でも裸の時は乳首にテープを張ったりGoogle様の逆鱗に触れないように自主規制をしているさまは、チョッと気味悪さも感じてしまいます。
既に統制の時代に入っているのかもしれません。

結局「さいとうなおき」さんの想像では、原因はイラストの素材にするための写真を動画視聴者から募集した時に、アップロード先を彼のグーグルドライブにしていたのですが、そこに応募者がご自分の娘さんなどの写真を投稿し、その写真が児童ポルノと誤判定されてしまったのではないかということでした。

以前にグーグルフォトに自分の家族の写真を自動アップロードしている人が、娘の水着写真がもとでグーグルドライブが「Ban」された例があるそうです。
まさに、桐野さんが危惧していた過剰検閲・監視社会のようですね。ゾッとします。

世界中で多くの情報を集め圧倒的な力を持つ「GAFAM」が、本気で情報の悪用や情報を利用した統制を陰で進めたら本当に怖い話です。

​■ 日常の監視社会​

常に細心の注意が必要ですね。

さらに、コロナ禍でのテレワークの普及により監視ソフトも発展しています。
テレワーク用として支給されたパソコンに、監視ソフトが入っていることを知らない方もいるかもしれませんが、セキュリティソフトの名のもとにこっそりインストールされているかもしれません。

このような監視ソフトが入っていると、何時何分から何時何分まで何というソフトでどのようなインプットをしたかが、詳細に記録されてしまいます。

仕事の合間に、ショッピングサイトをのぞいてみようとか、お友達にメールしようとか、全部ばれていますよ!



もう既に日本は監視社会ですね。
意識を高くして自分を守らなくてはいけません。
「日没」よりコワイ状況にならないように!





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最終更新日  2023.04.10 11:36:04
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