肉弾戦において絶対の防御力を誇るはずのクロビカリが、ついにガロウの攻撃で吐血を・・・
鍛え抜いた腕力による一撃も拮抗され、自慢の防御力も突破され、スピードも技量も相手のほうが圧倒的上。
これはかなり絶望的な状況ですね・・・

しかしさっきのガロウの一撃の位置がもう少し下だったら、吐血だけで済まず泡まで吹いていたかもしれません。

ヘソに向かってくるくる

ガロウの腹に向かって、黒い布が渦巻いている状態。
この姿、格好いいですよね～
そしてセクシー！普通に裸の姿よりなんだかセクシーです。
なんかパリコレにもいそうなファッションですよね！！（異論は認めます

以前コメントにあったように、オロチに開けられた腹の穴に向かって渦が集約していってる感じでしょうか。

昔のクロビカリ

クロビカリの幼少の頃。
顔はそのままながら、体格も雰囲気も今とはまるで違います。
そしてなにより、なんと自分に自信の無さそうな表情か・・・

しかし鍛え続けていくごとに、その肉体は変化を遂げていく。

そのなんと美しき上腕二頭筋！！！
そして脇がエロい！！！

そのなんと美しき広背筋！！！
そして腰がエロい！！！

そのなんと美しき大胸筋！！！
フォルムがエロい！！！

そのなんと美しき僧帽筋！！！
尻がエロい！！！

そのなんと美しき三角筋！！！
拳がなんかかわいい！！！
前回に引き続き今回も、 ~~（プリズナーも大満足の）~~ エッッッッッッッロ回ですね！！！

クロビカリ、その表情は幼少期とは違って自信に満ち溢れていますね。
そして筋肉も、今のクロビカリに近いレベルまで仕上がって来ているように見えます。

ただ、顔は今のクロビカリのほうがなんかイケメンに見えますね。
やっぱり 髪の有無の差 でしょうか？
やっぱりハゲが至高にして最高のヘアスタイルってことですね。

しかし 虚弱体質だったクロビカリがここまでの肉体を手に入れられたのはいったいどういうこと なのか・・・
１５歳から鍛え始めたということですし、単純に本来持っていた才能が成長期に開花した感じなんですかね？
１５歳から毎日欠かさずダンベルを持ち上げ続け、重量をどんどん上げていったことは、簡単そうで並の努力ではありませんし。

もしくは前からコメント欄でも言われているように、ハゲている事実からも踏まえ、 サイタマやガロウのように一種の覚醒（もしくは怪人化）を経た姿 なのか・・・
ただもし同じ覚醒だとしても、 ガロウのほうがクロビカリよりもう一線くらい超えて覚醒しちゃってる感じ がしますね。
（サイタマはさらにそこから十線から千線万線くらい超えて覚醒しちゃってる感じですが・・・）

クロビカリ（俺が求めていた１００％をぶつけられる相手・・・のはず・・・　なのに何だこの気持ち・・・　求めていたのは”戦い”ではなく ”気持ちの良い勝利”　勝敗の掴めない闘争に身を投じるつもりはなく）
う～ん、こういう気持ちは実際の自分達でもありますよね～・・・
自分が得意（だと思っている）分野だと、
うまくいってる間はもっともっと上の難易度を最初は目指したくなりますが、
苦戦したりうまくいかなくなった途端イヤになってしまうようなことが。

もちろん敗北しても 「負けたけど面白い！」「次は勝ってやる！」と 思うことも多いですし、そうし続けていってこそ本当の頂点に辿り着けるのでしょうけど。
そういう意味だとサイタマやガロウと、クロビカリとの大きな違いはこういうところなのかもしれませんね。
ガロウは（やり方にちょっと思うところはあるとはいえ）クロビカリやオロチなど明らかに今の自分では勝て無さそうな相手でも押されながらも挑み続けていきますし、
サイタマは今こそ自分より強い相手はいませんが、元々なんの力も無い一般人の状態から怪人に挑み続けたからこそ今があります。

この怯えるクロビカリの表情や、
自分が恐怖しているという事実を振り払うかのように叫ぶクロビカリの表情、
すごく彼の気持ちが伝わってきていいですね。
さすがの村田先生です。
（そして前回のタツマキが追い詰められた表情に興奮したように、この表情に ~~性的に~~ 興奮する人もきっといるのでしょう！！）

叫ぶクロビカリの表情は、自分が恐怖しているという事実を受け入れられず、どこか泣いているようにも見えます。
「本当に自分が求めていたのは、”戦い”ではなく”気持ちの良い勝利”」という、今まで知らなかった自分の受け入れ難い内面に気付いてしまったクロビカリの胸中は、、、
今までずっと絶対の自信を持っていた防御を破られ、生まれて初めてであろう強い死の恐怖を抱いたクロビカリの胸中は、、、
いったい如何ほどか・・・

過去と重なる

両耳を奪おうとしたところで、イジメられていたタレオや過去の自分とクロビカリを重ねてしまうガロウ・・・

我に返るガロウ

ここのガロウのふっと覚めていく表情もいいですよね。
ガロウの感情の変化がよく伝わってきます。

ガロウ（情けねえツラしやがって　まるで俺がいじめてるみたいじゃね―か）
言っちゃ悪いですけど、今までガロウのがやってきたことも十分イジメと変わらないですよね。
明らかに自分より格下の相手や、すでに重症で満身創痍の相手にも一方的な理由をつけて襲いかかっていきましたし。

ガロウのイジメの基準は一体どこなんでしょう？
こっちから一方的に襲いかかっても、ヒーロー達みたいに相手がやる気満々でやり返してきたら、イジメじゃない ってスタンスなんでしょうか？
赤鼻相手のときはただ一方的に叩きのめしたように見えましたが、あれは相手が大口叩いてたからセーフ？
ガロウが子供の頃、たっちゃん達にいじめられてたときは、ガロウも反抗しようとしてましたが、相手が大人数だったのでイジメカウント？
大人数で襲いかかるのがよくないという話なら、すでにムカデ長老と戦って満身創痍の金属バットに襲いかかったのもどうかと思いますが。。。
う～ん・・・
そんな難しく考えるようなことじゃないんでしょうけど、やっぱりガロウのやってることはシックリきません。

自分から一方的にヒーロー狩りとか言って襲いかかっておいて、
相手が立ち向かってきたら気持ちよく叩きのめして、
相手が怯えた表情したら「いじめてるみたいじゃねーか」って白けるなんて、そんな勝手な理屈あります？
そんなの相手の性格の問題というだけで、結局やってることはイジメと変わらないじゃないですか。
ヒーローに対しては、ガロウもたっちゃんとやってること変わりませんよ。
シャスティスマンごっこという名目 か、 ヒーロー狩りという名目 か。
昔自分がやられたように、相手の耳を狙っているのも皮肉に感じます。

怪人化が進むガロウ

クロビカリ相手に冷めたところで、謎の体の異変に襲われるガロウ。
顔が黒く侵蝕されていっていますし、これは更に怪人化が進んでいますね。

今までは目や髪が赤くなったりしつつも、まだ人間に見える見た目でしたが、そろそろ パッと見誰がどう見ても怪人にしか見えない姿 に変化していきそうです。

クロビカリ『これは・・・　バリア・・・・・・・・・タツマキちゃんか・・・・・・・？』
タレオが救出されたことで本気を出したであろうタツマキによって崩壊を始めるアジトと、バリアで守られるクロビカリ。
なんだかんだ言って守ってあげるあたり、さすがツンデレタツマキちゃんですね！
きっとアマイマスクのことも、あれだけ厳しく言っておきながらなんだかんだバリアで守ってあげてるんじゃないかと思います。
これはタツマキちゃん側のシーンがどうなっているのかも早く知りたいですね！

クロビカリ『フロアが崩壊する　おいガロウここはもうダメだ　そこに居たら圧しつぶされるぞ　逃げろ！』
あれだけやられておきながら、ちゃんとガロウの命を心配して声をかけるクロビカリ。
ガロウが体の異変に襲われているときも「お　おい！？」って心配しているような様子でしたし、やっぱりクロビカリは根が優しいんでしょうね。
クロビカリはそれこそ相手から自分に襲いかかってきたりしなければ、危害を加えるような人間じゃ無さそうです。

ガロウは前にクロビカリに対しても 「ヒーローごっこじゃねぇつもりか？」 と言っていましたが、
少なくともクロビカリは、ヒーローごっこと称してガロウをイジメていたたっちゃんとは違いますよね。
（クロビカリも本物の怪人相手じゃたっちゃんみたいに容赦ないかもしれませんが・・・）

閉じこもるクロビカリ

クロビカリ（「ひいっ」・・・だと？）
瓦礫に埋もれる様子のガロウを見てショックを受けるクロビカリ。
そしてなにより自分のあげた「ひいっ」という悲鳴に失望し、バリアの中で閉じ籠もってしまうクロビカリ。
「体を鍛えて自分は変わったと思ってきたのに、中身は気の弱い少年時代の自分となにも変わっていなかった」

タツマキの超能力により大きく情勢が変わるであろうこの戦い。
しかしだからといってまだ戦いは終わっていないぞ！！！
うずくまっている場合じゃない！ガロウに勝てなくてもまだ出来ることはあるはずだ！！
立ち上がれ！！！クロビカリ！！！！！

待て次回！！