かかかノの家　こおしんのブログ

このストーリーの時系列はＧ１９実装当時のものです。
また、このシリーズの更新感覚は不定期となりますのでご了承ください。

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今までのお話
神の騎士団 1話 新たなる光
神の騎士団 2話 謎の女騎士
神の騎士団 3話 奴は
神の騎士団 4話 先覚者
神の騎士団 5話 入団
神の騎士団 6話 噂を辿って
神の騎士団 7話 真実と嘘
神の騎士団 8話 繰り返される戦闘

前回(8話)のあらすじ
アルバン騎士団の一員として、先覚者達とたびたび激突するコオシン。
騎士団に参加する以前より鍛え続けてきた熟練の神聖スキルを駆使し、コオシンは先覚者との戦闘やミニゲームにことごとく勝利していくのであった。

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遅れてすまない！
アヴェリン、今の戦況は？





そろそろ決着がつくところです。




それなら良かった。
しかし、アヴェリンとアルターはなぜただ戦いを見ているんだ？




そ・・・それは・・・




さっすがコオシンさん！
最強過ぎます！！！
いけいけー！そこです！！！




アルター、トルヴィッシュが来ましたよ。
・・・
アルター・・・？
アルター！！？

・・・
・・・
・・・
駄目だ・・・
聞いていない・・・

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フフフ、ブリルエン、このミニゲームで残っているのはあとはもう君１人だよ。
もうこれで君は僕に触られるか倒されるかしか出来ないわけだ。
（ウォォォォォォ！！！痴女触りたい放題だあああああああああああああああ！！！）




いやぁあああああ！！
さんざん触られて、結局負けるなんてぇ！！！

てかおっさん、心の声絵チャットでダダ漏れなんだけど！！！！！



ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
コオシンさん、まさか残り１人になったから、 「これであとは触り放題だ」 なんて思っていませんよね？
トルヴィッシュも到着しましたし、残り一撃放てば終わりなんですから、 早く終わらせてくださいね。




えっ？
アハハハハ、いや！ももももちろんそんなことはないよ。
今まで触ってたのはあくまで駆け引きだからね。
あと一撃放つだけなのにそそそそそそんなことしないよ。




ﾁｸｼｮｳｯｯ;;
というわけでいくよ！！！
シャイニングバーコードフラッシュ！！！




うぉっ！まぶしっ！！




【コオシン】
からのっ！！
バーコードジャッジメントブレイド！！！！！


【ブリルエン】
いやぁぁぁああああああああああああああああ！！！

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ふぅ・・・
なんとか勝てたけど、奴らもなかなかやるな！




さすがコオシンさん、見事な勝利です！！
完璧な勝利ですよ！！！




「なかなかやるな」 ではありません！！
あなたがフラッシュの後にセクハラなどせずに、毎回ジャッジメントブレイドだけ放っていれば無傷で勝てたでしょう！！
あなたの破廉恥な欲求のために、ゲーム感覚でイタズラに戦いを長引かせて、なにがしたいんですか！？



トルヴィッシュ、この人は騎士団に相応しくありません！
確かに神聖スキルの適正は十分過ぎるほどありますが、任務にかける意志というものが歪んでいます。
私はアルサン組のリーダーとして、上層部へ彼の解任を要求します！




ええっ！？
そんな・・・！！




まぁアヴェリン。落ち着いて。
コオシンさんのやり方は、確かにあなたにとって理解に苦しむやり方かもしれませんが、
しかし実際コオシンさんが騎士団に入ってから、尽く彼らの作戦を潰せているのも事実です。

コオシンさんがその、、、あまりよろしくない方法で先覚者に勝利したことは、先日の戦いの報告でも聞いていますが、
アヴェリンの言う通り、前回の戦い、そして今回の戦いでコオシンさんがただ毎回ジャッジメントブレイドを撃つだけになっていたら、彼らもゲーム形式の駆け引きになど乗らず別の対策を立ててきたでしょう。

ミニゲーム形式で先覚者にあえてスキを見せることで、彼らを自分のペースに引き込んでいた。
そうですよね？コオシンさん。




あ、うんそうそう！
だいたいあってる！
敵を出し抜くには多少の遊び心も持ってないとね！




さっすがコオシンさん！
先覚者達の心理まで利用するなんて！！




本当ですか！？
ただセクハラしたかっただけじゃないんですか！！？




キャハハッ。ちょっとやられちゃったけど、あんた達がしょーもない内輪揉めをしてくれていたお陰で少し回復できたわ。
ご・く・ろ・う・さ・ま♪
ここまで来てくれてありがとっ！




なっ、
逃げる気か！ブリルエン！




ブリルエン。
よけいなこと。
しゃべるな。




一体何の真似だ！




くふふ・・・ちょこっとヒントあげちゃっていいかなっ？




ちょっとした敗北や逃走など、大いなる勝利のためならばいくらでも許されるだろう。




ずるーい！ アタシがヒントをあげたかったのにぃ！




ナイトやビジョップなど奪わずとも
キングや「クイーン」さえあれば勝利を掴み取る事は可能だ。




「クイーン」・・・？
まさかエレモン様！？




王城・・・王城なのか？！




それじゃあ、アタシたち、もうお家に帰るねっ！




待ちなさいっ！！

トルヴィッシュ、追いますか！？
しかし敵の言葉を聞き流すわけにもいきません。
実際、実力もそこそこのやつらばかりでしたから・・・！




ううむ・・・彼らの言葉が本当かどうか分かりませんが
このまま追跡を続行するのは難しそうですね。




奴らの目的がエレモン様だとしたら・・・ まさか奴ら、時間稼ぎが目的だったのか！！？
だとしたらなんてことだ・・・！
ミニゲームで時間を稼ぐという、奴らの策略に見事ハマってしまった！！！




ミニゲームになったのはあなたの策略ですよね！！？




トルヴィッシュ、僕は王城に向かう！
みんなは彼らの追跡を！




本当ですか？
そうしていただけますと、我々も彼らの追跡を続行できますが・・・。




待ってください！ 使徒を相手に一人で戦うのは無謀です！
いくら史上最強最高至高のコオシンさんでも！
敵がどう出るか分からないこの状況で
コオシンさんを一人で行かせるのはあまりにも危険すぎます！

僕を一緒に行かせてください！！
是非！！！
僕を！！！！！




いえ、敵は手負いとはいえあの先覚者３人です。
２人だけでは不覚を取ったり、逃してしまう可能性もあります。

それに彼らの本当の目的が王城なら、さっきのようにわざわざヒントを残すでしょうか？
よほどの馬鹿でもなければ そんなことはしないはずです。
王城を狙っているというのはブラフで、本当は我々の戦力の分断が狙いなのではないかと。




そうそう。
だからと言って、王城が襲われている可能性を無視するわけにもいかないよね。
だから僕が一人で行ってくるよ。

それに大丈夫！
ストーカーしてた 僕のことに詳しいアルターなら知っての通り、僕は不死身のミレシアンだからね。
仮に彼らの目的が戦力の分断ではなく何かしらの罠だったとしても、僕１人のほうがかえっていいかも。
いざとなったらフクロウで連絡するから。

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ラフ王城

【コオシン】
（本当に襲われてるんだけど！！？
なんてこった！
来てみて本当に良かった！！

でも じゃあなぜ先覚者達はわざわざこのことを僕達に教えたんだろう・・・？
王城を襲うにしては敵の数が大したこと無いのも気になるし、トルヴィッシュ達にフクロウ便で連絡して、気をつけて進まねば・・・）




【コオシン】
（とにかく今は、早くこいつらを殲滅してエレモン様の無事を確かめる・・・！！）

【王城警備兵Ａ】
あっ・・・あれは！ハゲの剣士！！！
またハゲの剣士が助けにきてくれたぞ！！

【王城警備兵Ｂ】
有難う！黒いハゲの剣士！！

【王城警備兵Ｃ】
なんと心強い！
凄いぞ！黒いハゲのおっさん剣士！！！

【王城警備兵Ｄ】
エレモン様は空中庭園です！
加齢臭纏いし黒いハゲのおっさん剣士殿！！




空中庭園か！ 有難う！！
褒められてるのか貶されてるのかよくわかんないけど！

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ラフ王城 空中庭園

【コオシン】
エレモン様！
ご無事でしたか！！




コオシン！！ 良かった無事だったんだね！
いや、今はそれより君、怪我してるじゃないか！
ここは危険だ！怪我をしている君は下がっていてくれ！！




ああ、この怪我ですか？
大丈夫です！ この怪我はさっきのミニゲーム中についたもの なので大したことはありません。

それよりもエレモン様の安全が優先です。
何かあったら先王陛下に申し訳が立ちませんし。




（ミニゲーム・・・？
ミニゲームってなんだ？）




【近衛隊長】
エレモン様！
あそこに誰かいます！




【エレモン】
えっ？
あそこ・・・あそこにいるのは誰？


【コオシン】
あっ・・・あれは！
ガイレフにたまにいる・・・ ブラックウィザード！！！
なぜここにも現れた！？




【ブラックウィザード】
コオシン・・・また貴様か。
まさかこんなに早く現れるとは・・・想定外だ。
どうしてここが襲われているとこんなに早く察知できた？




え？
そりゃブリルエン達がヒントをくれたからだけど・・・




・・・
・・・
・・・
・・・
えっ？




だから、ブリルエン達がヒントをくれたんだ。

「ここまで来てくれてありがとっ！」
「くふふ・・・ちょこっとヒントあげちゃっていいかなっ？」
「ちょっとした敗北や逃走など、大いなる勝利のためならばいくらでも許されるだろう。」
「ずるーい！ アタシがヒントをあげたかったのにぃ！」
「ナイトやビジョップなど奪わずともキングや「クイーン」さえあれば勝利を掴み取る事は可能だ。」
ってな感じで。

変異した動物達を連れて王城を襲ってるってことは、お前も奴らの仲間じゃないのか？
わざわざ僕らにヒントまで与えて王城に来させて、いったいお前達はなにをしたいんだ？

そういえばあの茶色いハゲのモルクァンだけは 「よけいなこと。しゃべるな。」 って言ってたけど・・・




・・・
・・・
・・・
本当だよ！！！！！
余計なことを喋りおって！！！！！


【コオシン ＆ エレモン ＆近衛兵達】
えぇ・・・




【ブラックウィザード】
ふざけるなよ！！！
あの馬鹿犬と馬鹿女め！！！！！
なぜわざわざ敵にヒントを与える！！？
格好つけて大物ぶりたかったのか！！？
止めただけまだマシだが、モルクァンも止めるならもっとちゃんと止めろ！！！
大事な情報が筒抜けではないか！！！

だいいち今回の作戦だって、奴らの度重なる失敗がなければ、もっと沢山の変異した動物とギルガシを使ってこの城を攻められるはずだったんだ！！！
それが・・・奴ら凝りもせず何度も何度も何度も失敗して！！！
終いには３人がかりで貴様に勝負を挑んだにも関わらず敗れてくるとは！！！
しかもその戦いのあとモルクァンに貴様の実力がいかほどかを問いたら、奴はなんと答えたと思う！？
「ブリルエンのモモ、ミルクといちご、まもれなかった。やわらかそうだった。」 だぞ！！？
なんのことだ！！！
いったい貴様らはなにをやっていたんだ！！？

貴様らがそんなことをやっている間、私は１人で毎日毎日朝から晩まで各地を駆け回り戦力を集めていたというのに・・・！！
毎日頭痛と目眩がして、足元がふらつき、血便が出るまで奴らの失敗したぶんまで働き詰めているというのに！！！
そうだというのに！！！！！

過労でフラフラな中、今回の作戦の戦力が足りないことを伝えたら、奴らは
「自分達が騎士団の連中を別の場所におびき寄せるから、その間に城を攻め落とせばいい」 と言ったんだ・・・
私は意識が朦朧としながらも、
「奴らが来ないのならば、これだけの戦力でも安心だ」 と思った。
だが・・・ とんだ間違いだった！！！！！
私も疲れですっかり判断力を失っていたようだ！！！ あの三馬鹿の作戦を当てにするなど！！
大して足止め出来ていないばかりか、 まさか自ら本当の作戦を教えてしまうとは！！！！！
あああああああッッッ！！！！ 救いようのないクソ無能共め！！！！
絶対に許さんッッ！！！！！




おっ・・・おおう・・・
そうか・・・
お前も大変だったんだな・・・
ブラック労働ウィザード・・・




同情するなッッ！！！
変な名前をつけるなッッ！！！！！

ふぅ・・・
・・・
ふぅ・・・
・・・
まぁいい・・・
なぜだか知らんが騎士団は貴様しか来ていないようだし、それは好都合だ。
他のメンバーが来る前に、貴様だけでも始末してやる。




【コオシン】
ん？
なんだ。あの黒いローブの２人は・・・
先覚者・・・いや、人間？


【ブラック労働ウィザード】
あの方からの力を受け入れよ。
おまえらもあの方に全てを捧げよ。
そうすればおまえらが本当に望んでいるものを手に入れる事ができるであろう。




【ギルガシ】
ンゴオオオオオオオオオオ
ナンジェイニイリビタッタラコウナッタンゴオオオオオオオオオオ




【コオシン】
なっ・・・！
人間がギルガシに変身した！！？
アヴェリンの言っていたことは本当だったのか。




【ギルガシ】
ンゴオオオオオオオオオオ
バットブンブンスルンゴオオオオオオオオオオ


【コオシン】
ぐはっ！


【ブラックウィザード】
コオシン、いかに貴様といえど、ギルガシ２体同時に相手はできまい。




【コオシン】
こうなればまたあの技を使うしかない！！！
シャイニングバーコードフラッシュ！！！




ンゴオオオオオオオオオオ
ナンデモナインゴオオオオオオオオオオオ




ふん、そんな攻撃は効かん。




くっ、駄目か！
目がないようだし、やはりギルガシに視覚はないのか？

それにブラックウィザードのあのマスク・・・
まさか僕のバーコードフラッシュ対策か！？




そんなことはない！ 元々だ！
お前も知っているだろう！




【エレモン】
うわっ！まぶしっ！
前が見えない！


【近衛隊長】
エレモン様！
あの戦いをあまり直視してはいけません！
ここは彼に任せて避難しましょう！




しまった！！！
味方への被害のほうが大きい！！！




【コオシン】
こうなったら普通にバーコードジャッジメントブレイドで戦うしかない！
喰らえっ！ バーコードジャッジメントブレイド！！！


【ギルガシ】
ンゴオオオオオオオオオオ




【コオシン】
バーコードジャッジメントブレイド！！！


【ギルガシ】
ラミレスンゴオオオオオオオオオオ




【コオシン】
バーコードジャッジメントブレイド！！！


【ギルガシ】
ヤキウンゴオオオオオオオオオオ




【コオシン】
これでトドメだっ！！
バーコードジャッジメントブレイド！！！


【ギルガシ】
ドミンゴオオオオオオオオオオ




普通に倒した・・・だと？
ギルガシ２体を相手など、騎士団のリーダー級の騎士でも容易ではないはず・・・
それに神の力をあれほど乱用したのに、命に別状もなしか・・・。
・・・

・・・

・・・


【魔法を使う疲れ果てたブラック労働ウィザード】
もうイヤだ！！うんざりだ！！
やはり準備不足だったのだ！！
こうなったのも全てアイツらが・・・ 許さん！！！！！




消えた・・・
魔法で逃げたか。

ブラック労働ウィザード・・・なんだか可哀想な奴だった。

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その後、イメンマハ酒場裏



来てくれましたね！ コオシンさん！
もうコオシンさんの事がすごい噂されてますよ！
押し寄せてくる敵を次々と倒していくコオシンさんのカッコイイ姿！

剣を一回振り下ろしただけで数百の敵が倒れるわ！
頭のバーコードハゲはどんな攻撃も弾くわ！




えっ！？
そんな噂が流れてるの？
数百の敵 って、敵は せいぜい数十匹 しかいなかったけど！！？



あ、そういえばあのあと３人で追っていた先覚者達は捕まえられたの？




いえ、それが・・・
あと少しというところで 顔を隠した謎の男？ が現れて、先覚者３人をファイアボルトで吹き飛ばして・・・そのドサクサで逃げられてしまったんです。
王城をコオシンさん１人に任せておきながら、申し訳ありません。

しかしあれは何者だったんでしょうか？
僕たち以外にも先覚者の敵となるもの達が？




いや、それは先覚者の敵じゃなくて、先覚者の仲間だと思うよ。

（でもそうか、先覚者達がまだ全員健在だということは、 まだまだこの戦いは続きそうだな・・・）

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次章 へ続く…
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・・・
・・・




そういえばアヴェリンとトルヴィッシュは一緒じゃないの？
もう先に帰ったのかな？




あっ・・・ええと・・・
トルヴィッシュさんは上層部へ報告へ行ったんですけど、
アヴェリン姐さんは・・・ コオシンさんに会いたくないそうです・・・




・・・・・・

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