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今日 2021
年 9
月 24
日は、日本百名山第 99
座目として、南アルプス赤石岳( 3120m
)に登頂しました。
3年前に悪沢岳から赤石岳に縦走の予定でしたが、悪天候で悪沢岳で引き返した為、事実上のリベンジ登山となります。入山は、静岡県側の畑薙第一ダムの先にある沼平ゲート。本来は、椹島ロッジの宿泊者には東海フォレストの送迎バスが畑薙第一ダムの左岸突堤駐車場まで迎えに来てもらえますが、コロナ禍で今年度の送迎はありません。従い、沼平ゲートから約17kmを歩かねばなりません。万一、沼平駐車場が満車の場合、徒歩25分下流の
畑薙第一ダムの左岸突堤駐車場、そこが満車の場合は、さらに徒歩90分下流の白樺荘(現在休業中)の駐車場に停めることになります。9月22日午後7時に自宅を出発、23日午前2時前、鹿が出迎えてくれて
沼平駐車場に到着、駐車場は2割程度で問題なく停めることが出来ました。23日は、椹島ロッジ泊で、チェクインは午後1時のため、逆算して午前7時に出発すれば十分と午前6時まで仮眠、軽く朝食をすませ午前7時前に出発です。

沼平のゲート前の南アルプス登山指導センターでは、入念に登山届けのチェックを受けました。前回、東海フォレストの送迎バスでダートの林道を1時間も揺られて行ったところを徒歩で歩き通せるか?という一抹の不安を抱えてゲート(標高約950m)をくぐり椹島ロッジ(標高1120m)まで徒歩17km(標高差170m)がスタートです。

多くの登山者は、駐車場からチャリで椹島まで行く人が多く、どんどん抜かれて行きます。林道の傍には、100m毎に距離が書かれているので、ペース配分には役立ちます。午前7時17分、茶臼山登山口となる畑薙大吊橋に到着です。試しに、その吊橋を途中まで渡ってみましたが、その高さと揺れにゾワゾワ感ハンパありません。 さらに歩くこと30分で笊ヶ岳にのびる登山口を通過です。午前8時、約5km地点の赤い
畑薙橋で対岸へ渡ります。




ここからは緩いアップダウンを繰り返しながら先を進みます。途中では各所で道路の舗装工事が進められていてダートはかなり解消でれていました。約3時間ほどで赤石ダムに到着です。コバルトブルーの湖面の先に目線を上げると二百名山の上河内岳(2903m)が望めます。赤石トンネルをくぐり、午前10時36分、聖岳への登山口である聖沢登山口を通過です。午前11時28分、牛首峠に到着です。赤石沢越しに明日登る赤石岳が優美な姿を見せてくれていました。









午前11時32分明日の赤石岳登山口を通過、午前11時35分、椹島ロッジに到着です。早すぎたので、昼食がてら明日の登頂の成功を願ってビールで乾杯です。



午後1時にチェックインですが、今日の宿泊者は、工事関係者15名と我々2名だけ。チャリで走って行った登山者は、今季、無償開放されている避難小屋利用ばかりのようでした。4時に入浴、午後6時に夕食、明日は午前1時出発の為、午後7時過ぎには床につきました。

午前0時に起床、出発準備をして、午前0時57分、井川山神社で無事登頂を祈念し、東尾根(大倉尾根)の登山道に取り付きます。いきなり登山口から鉄製の梯子を登ると赤石小屋まで0/5の標識があります。 その後、標高差300mを九十重折りの登山道を登ります。
30
WP)
となる中電基準点(中部電力の基準点) 1,405m
で、椹島から 285m
登ってきたことになります。
さらに登ること約90分、山と高原地図には「林道に出る」と書かれた WP
。ナイトの為、先が見通せないですがが、ほとんど直登に近い感じで、なかなかペースが上がりません。この場所に、椹島から赤石小屋まで 2/5
地点を示す標識ありました。
ふと天を仰ぐと満天の星空です。その先、傾斜の緩やかで歩き易いですが、それも最初だけでした。 15
分ほど歩き「樺段」という小広場を通過すると、そこからまた急登が始まります。あまりにキツいので、高度計で100 m
登る毎に小休止をしながら高度を上げて行きます。次の WP
は、標高 2027m
の小広場。いつもなら 2000m
越えると元気が出て来ますが、まだ 1000m
以上も登らないといけないと思うとテンションが上がりません。 午前5時5分、椹島から赤石小屋まで4/5地点を通過です。






赤石小屋まで、残り1/5ですが、赤石小屋への最後の関門「歩荷返し」が待ち構えていました。名前のごとく、けっこうな岩岩の急登で汗が噴き出してきます。ようやくご来光が拝めて気分も晴れやかになって来ました。午前6時「歩荷返し終わり」の標識がありヤレヤレ。赤石小屋まで30分の看板
がありますが、その先も登りが続きます。午前6時32分
標高2564m
の赤石小屋に到着です。コロナ禍で休業しており、冬季小屋だけが開放されていますが、登山者は、テンパク一張りだけ、ひっそりと静まりかえっていました。
見上げると赤石岳の頂上にポッカリとお月様が浮いていました。







ここで軽く軽食を取り、再び、先を進みます。目を左に向けると富士山が素晴らしい山姿を見せてくれていました。次の
WP
の富士見平(2701m)
に、
午前7時48分に到着です。森林限界を超えてハイマツ帯なり、ようやく眺望が開けました。富士見台からは
360度の展望で富士山が背後にドーン。それ以外には、赤石岳はもちろん、3年前に登った悪沢岳、聖岳、上河内岳など、周辺の山々の展望が楽しめました。また富士見台には「旧陸軍軍用機
遭難者慰霊碑」と書かれた慰霊碑が立っています。戦前である昭和19
年4
月25
日に、赤石岳と小赤石岳を結ぶ稜線の南東斜面に軍用機が墜落したそうで、その時、犠牲になられた方々の慰霊碑でした。





次のWPは、水場のある砲台型休憩所ですが、そこまでは、ほとんど平行移動で標高が稼げない トラバース道ですが、左側が切れ落ちている箇所や桟道も数カ所あり、注意して歩きます。沢音が聞こえてくると砲台型休憩所も近くなります。この休憩所の下の沢へ水を汲みに行きました。今回は、急登であり飲料水の消費量も多く、この水場はありがたいものでした。その沢水は、正に「南アルプスの天然水」、雑味なく冷たくて、余りの旨さに、ガブ飲みしてしまいました。

この砲台型休憩所から、赤石岳の稜線に出るまでの約
1
時間は、最後で最大の難所の北沢カールと呼ばれるガレ場。見上げる稜線部まで、その雄大さは圧巻ですが、足元はズリズリと崩れて、登り辛く、なかなか標高が稼げません。唯一救いだったのは、振り返ると、高度感のある素晴らしい風景が広がり、その先には富士山が背中を押してくれます。途中で3000m超えを高度計で確認、もう一息です。











午前10時46分、ようやく小赤石岳と赤石岳の分岐点に到着です。赤石岳の頂上は、まだまだ先ですが、コースタイムでは、20分、最後の気力を振り絞って高度を上げて行きます。









午前11時10分、日本百名山99座目となる赤石岳(3120m)に登頂成功です。360度の素晴らしい眺望が出迎えてくれ、これまで登って来た98座が走馬灯のよう。ただただ感動で涙が出て来ました。









本来なら頂上直下にある赤石避難小屋でマッタリしたいところですが、時間も押していて、周囲の眺望をカメラに収めて、直ぐに下山開始です。分岐点で昼食のカップラーメンで腹ごしらえ、長い下山に備えます。

再度、砲台休憩所の横の沢で給水し、富士見平まで下山、時刻は、午後2時30分。このままのペースでは、椹島ロッジに午後7時30分までに下山できない可能性があり、念の為、椹島ロッジに電話を入れておきました。午後3時11分赤石小屋に到着です。9月も後半になると日の入りも早くなり、またナイトになる事は間違いありませんが、急ぐとロクなことにならないので小休憩。ここで、再度、アルファ米のガーリックピラフで腹ごしらえをして、ホット一息です。歩荷返しは、急下りの岩場でもあるので、慎重に足を運び日のあるうちに標高2300m付近まで下山出来ました。2000mを切る頃にはすっかり日も落ちて、ヘッデンを点けての下山となりました。ナイトは、登りは比較的簡単ですが、下りは尾根道を外さないように細心の注意する必要があります。幸いにも東尾根は、登山道が明瞭で道迷いはゼロで高度を下げることが出来ました。午後7時9分ほぼ当初の計画のコースタイムで下山することが出来ました。

井川山神社で無事下山のお礼参りをして椹島ロッジに到着です。椹島
ロッジのスタッフさんからも、99座目登頂おめでとうございます!!と祝福をうけ感無量でした。汗だくの体をお風呂で洗い流し、無事登頂の打ち上げ。疲れとビールの酔いで、瞬殺で寝落ちしたことは言うまでもありません。
翌日は、午前5時半に起床、午前6時に朝食です。また約17kmのウォーキングが否応でも待っています。しっかりと食べて長距離に備えます。午前7時過ぎに駐車場に向けて出発です。昨日の疲れを押してのでウォーキングなので、1km毎に休息を取りながら下山、沼平の南アルプス登山指導センターに午前11時30分に到着しました。



【コースタイム】休憩、食事を含む
・登り:9時間53分
・下り:6時間51分
【累積標高差】
・登り:2363m
・下り:2364m
【歩行距離】
・9月23日 沼平 〜 椹島ロッジ 17km
・9月24日 椹島ロッジ 〜 赤石岳 〜 椹島ロッジ16km(日帰りピストン)
・9月25日
椹島ロッジ
〜 沼平 17km