アルルカン・ヴォイス・シアター公演
ルーマニア、カンボジアの紛争、チェルノブイリの原発事故、そして、東日本大震災と福島の原発事故、それぞれの写真を投影しながらドリアン助川さんが詩を朗読する。
ベルリンの壁が崩壊したニュースは、子どもながらに見ていたように思う。しかし、その歴史的背景や意味付けは未だにできていなかった。カンボジアについてもそうだ。「ポルポト」という名前は聞いたことはあるが、それだけで終わってしまう。
そんな私でも思う。多くの犠牲の上に今がある。
チェルノブイリの原発事故後、放射能が原因の発病患者は激増した。廃炉作業には25年後の現在でも数千人の作業員が携わっているという。チェルノブイリの原発事故は「終わって」いない。
公演で映していたピエルパオロ・ミッティカの写真集の帯には次の言葉が書かれていた。「フクシマの未来」
日本も多くの犠牲を払ってきた。そして今も払っているのだと思う。しかし、原発は再稼働に向かい、右傾的な言論がもてはやされている。
本当に大丈夫だろうか、この国は。
「賢者は歴史に学ぶ」という言葉を噛みしめたい。
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