45分ほどでGrand Central Stationについて降りる。そこには2人の黒人男性が待っていて、30人ほどの乗客を二つに分けた。「I will take care of this one」と言って、1人が私のスーツケースを運んでくれる。「Everyone, come this way!」と言ってシャトルバスが止まっていると思われる方向に歩いていく。50mほど歩いただろうか、彼はいきなり、シャトルバスはもう行ってしまった。お前はタクシーで行け、と言って、道でタクシーを拾って、私のスーツケースをトランクに入れた。そして「俺に10ドル払え」と言ってきた。「既に空港からホテルまでの運賃は支払っているのに、なぜまた10ドル払わなくてはいけないのか?」と聞いても「とにかく払え!」と怒鳴る。「10ドル払ったら領収書をくれるか」と聞いたら、「タクシーの運転手からもらえ」と言う。「ではこの10ドルはタクシー代なのか?」と聞いたら、タクシーの運転手が「違う、何を言ってるんだ」と言ってきた。彼が引き連れてきた乗客たちが不安そうに私達のやりとりを見ている。彼は焦ってきて「5ドルでいいよ。お前のスーツケースを運んでやっただろ。チップを払え!」と言う。むちゃくちゃな言い分だ。空港からホテルまでのバス代として17ドル払ったのに、途中の駅で降ろされ、自腹でタクシーでホテルまで行けと言われ、しかも頼んでもいないのにスーツケースを運んだチップとして5ドル要求してくるとは。「5ドルは払わない」と断固として言い切り、チップとして2ドルだけ渡してタクシーの乗り込む。後でタクシーの運転手に聞いたら、結構、「タクシー代だから」と乗客をだまして50ドル受け取り、後からタクシーの運転手が代金を要求するときに乗客がだまされたことに気付くケースが多いそうだ。乗客の中には日本人の若い女性の旅行客も見られたので、彼女達がだまされなかったことを祈る。