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2010.04.01
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 思えば、小学校から中学校まで、印刷の主流は謄写版だった。手作りテストも学級だよりもみんな先生がガリ切りしていたのだ。大抵の先生は、ガリ切りがうまかったが、中には苦手な人もいたようだ。なにしろ、鉄のヤスリの上で鉄の筆で字を書くのだから、これは難しい。だから、丸い文字を書くのは大変で、角張った「ガリ切り文字書体」があったようにも思う。原紙が破けると修正液というのがあったが、これもまた私の場合、うまくいかない。
 はっきりした時期は分からないのだが、多分高校の終わりぐらいの時に、ボールペンで書いたものを原紙に焼き付ける方法がメィジャーとなり、ガリ版は姿を消した。後に、鉛筆書きでもOKになり、鉄筆が何の道具なのかもわからない時代となった。それでも、大学時代まで、学校からもらった古くなったガリ版と鉄筆を私は大事に持っていたものだった。
 書き上げた原紙を印刷するのが謄写版である。当時B4版の横幅のローラーにインクを付け、1枚づつ刷り上げる。順番待ちや、インクが乾くのに時間がかかり苦労したものだった。この印刷の苦労を画期的に改善したのが、輪転機の登場だった。最初は手動だったが、ローラーに比べると断然早かった。後に電化されてからは、印刷時間は10分の1となった。くどいようだが、コピー機が一般的になったのは昭和50年以降なので、これが最高の印刷方法だったのである。





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最終更新日  2010.04.01 22:39:59
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