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2008年07月23日
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カテゴリ: 本
電脳コイル6 宮村優子著 磯光輝 原作 井上俊之 カバー原画(2008年7月31日初刷 徳間書店)




大黒市。鹿屋野神社の茅の輪くぐり。
祭りの最中ガスボンベの爆発で火事が起き、逃げようと出口に殺到した人々が参道で将棋倒しとなった。人々の悲鳴と怒号とサイレン。
年に一度の神事に災厄が降り注いだ。
ヤサコとイサコが観音小と対決している間に起こった事故。
けが人は多かったが幸い死者は出なかったらしい。らしいというのも騒ぎの割に新聞には小さくしか載っていなかったのだ。

けが人や気分の悪くなった人が運び込まれた社務所。枕代わりに置いてあった8年前の大黒小の卒業記念文集。そこには猫目宗助という卒業生が書いた「めがねと かみかくしの うわさ」というタイトルが…
その作文はページごとごっそり切り取られていた。

社務所の後片付けを買って出て、文集を探すコイル探偵局と黒客。


子どもだから?事故の原因はメガネを持ち込んではいけないというタブーを破った子どもと関連があると思われているから?

社務所を片付けつつ文集を探すメンバー。
押し入れの中に残された落書き「電脳コイル」
しかし文集もアルバムも古いものしか残されていない。

掃除を終え、帰るメンバーに邪魔をしないで早く帰りなさいと声を掛ける男。
堪え切れず、何故大人の野次馬には何も言わないのか、事故の原因は子どもなのかと尋ねるヤサコ。
たたりの所為にする人もいると答える男。警察官だと思っていたその男の胸にはメガネのマーク…メガマス社の社員。
今朝、神社の裏の駐車場に赤い柱が立ったからと紫色の花を置いて行った小学生がいたと。

今までたたりの所為だと不安にさせるような事件があったのか?
ヤサコの質問には答えない男。

冷えたトマトを持ってきてくれた宮司の奥さん。

紙の文集は有志で作ったもの、ここ数年は動画や音声のメディアで配布されていると奥さん。
しかしそのメディアは観音小が一足先に借りていったらしい。

ヤサコとイサコを狙う観音小。

フミエたちを自分の巻き添えにすることをそしてそれが原因で自分から離れていくのはないかと不安に思うヤサコ。
カンナのパスワードを探すハラケン。突然失われたメガネ。




イサコを追う敵とも味方とも言えない存在。その不気味さ。
7年前の事故を探るヤサコ達を警戒する存在。大人たち。

そして…メガネに選ばれた…


大人にこそ読んで欲しいジュブナイル。いよいよ後半突入!



アニメ「電脳コイル」の再放送も終わりましたが、小説版はようやく後半に折り返したところ(全10巻予定で6巻目のため)
アニメ版とは登場人物や世界観が共通(一部か?)しているだけで小説版がオリジナルなのは既に周知。

オリジナルだとあれなことも多いのですが、これが見たかったのよ!なハラケンと黒客の活躍とか、アニメではむしろ姫なハラケンも小説では黒かったり子どもだったりとげとげしい魅力もたっぷりだったりでとっても楽しめました。
デンパとアキラはそれぞれエピソードもありましたが、ガチャギリとナメッチは活躍の場が少なかったですからね。

ガチャとアキラコンビ、良いじゃないですか!頼りになります。二人だけで、にやり、なんてしてそうですよ。

おばさんナメも良いですし。やっぱりデンパは和むし。

そして何よりダイチ、今まで築いてきたものを失いたくなくて言いだせないヤサコに「(観音小の件で)巻き添えになることがあったら、おれたちはみんなお前を責める。お前から離れる。仲間外れにだってする…それまでは味方だ。だから助けを呼べ」って流石親分ですよ!
それにハラケンに喜んで協力して、でも見つけたカンナの手紙はハラケンのだから、一緒に読むのは「ちがくね?」って。ほんとかっこいいよ!
子どもらしい元気な男の子たちの姿ってアニメではあまり登場しなかったから良かったです。

以前からちょくちょく出てきた一人ぼっちのタマコの描写。
アニメでは自分が引き起こしたことを悔い、だからこそ子どもを守らねばと思う責任感から動いていました。
17歳でバイクを駆って女子高通いながら役所に出向ってどんな学生なんだ?と思ってしまいましたが、事件を引き起こした当時、自分は子どもであったけれど責任を負わなければという気持ちが感じられました。そこに関しては年齢よりも上な感じ。(マイコ先生に対する時もおばちゃんでしたけどね。ほんとに17歳?なんて説もありました)

小説版でもまた子どもを守るために動いてはいるのですが、自分が選ばれた子どもであったという特別な思い、そして戻ってきたのが自分だけである一人の寂しさがある分、痛々しい。今回は仲間だと思っていた(元)部長さんにも裏切られた印象を持ってしまったようです。(メガネ流民の父・(元)部長さんが猫目の父か?)
サッチーを壊したイサコを恨んでいたり、イサコのそばにいるヤサコに嫉妬したり、甥っ子を脅したりと子どもな思考。(何巻か?ばったり会った同級生が大学生だったように思う)でも…
今後、タマコはどうするのか?探すのはとても難しそうだけど…

カンナの残したメッセージ。何だか不穏な…写真はきっとハラケン好みの可愛いのなんだろうなあ…虹猫の謎もね。

しかしいつも大事なことはマリリンマリーンなのね。


もちろん一気読み!次回、第7巻は10月刊行予定。待ち切れません!



追記
ヤサコを案じたフミエがイサコと取引をするところ、適度な緊張感と互いに相容れないと認め合いつつも情報交換するところが良かった。フミエもイサコも互いの実力は認めているんだよね。

今回はハラケンが黒客の協力を得て行動するところが面白かったし、仲間だからこそできると今まで単独行動が多かったハラケンが認識したところがよかったのでついつい眼は男子に向いてしまいましたがやっぱりフミエはヤサコにとって良い友達です。





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最終更新日  2008年07月24日 00時58分17秒
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