2011年09月10日
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カテゴリ: 食以外
新橋演舞場で行われている
秀山祭 九月大歌舞伎 ・夜の部に行ってきました。
新又五郎、新歌昇の「襲名披露 口上」を見てきました!

○沓手鳥孤城落月 (ほととぎすこじょうのらくげつ)
 大坂夏の陣、落城の迫る大坂城。
 亡き秀吉の側室で気位の高い淀君(福助)は
 息子秀頼の妻で、敵の家康の孫娘にあたる千姫(芝雀)を手放そうとしません。
 千姫が徳川軍の内通者の助けによって

 側近の大野修理之亮(梅玉)らは豊臣家の存続を考えて
 秀頼(歌昇改め又五郎)に降伏を勧めます。
 秀頼は承伏しかねますが、狂気に陥り、家来の氏家内膳にしなだれかかる
 淀君の様子を見て耐えきれず、開城を決意するのでした。
 滅びゆく豊臣家一族の姿を詩情豊かに綴った坪内逍遙作の名作史劇。
 芝翫が淀君を演ずる予定でしたが、体調不良のため、福助が代役を務めました。

○口上
 又五郎の名跡は、播磨屋一門にとって大切な名跡で、その名を襲名することになった
  歌昇改め三代目又五郎
  種太郎改め四代目歌昇 と、
 幹部俳優が揃って、襲名披露のご挨拶。
 芝翫欠席のため吉右衛門が最年長のご挨拶を勤めたのですが、


菅原伝授手習鑑  車引 (くるまびき)
 吉田神社の社頭で菅丞相の舎人梅王丸(歌昇改め又五郎)と
 斎世親王の舎人桜丸(藤十郎)が互いの主人を追い落とした藤原時平(歌六)に
 恨みを晴らそうと、参拝に来た時平の行列を襲います。

 実は、梅王丸、松王丸、桜丸は三つ子の兄弟ですが、敵味方に分かれて
 奉公しているのでした。
 三兄弟が争う内に、牛車の中から時平が現れると、
 梅王丸、桜丸は時平の迫力に身をすくめてしまいます。
 松王丸は二人を成敗しようとしますが、時平は松王丸の忠義に免じてそれを止め
 三兄弟は遺恨を残しながらもその場を後にするのでした。
 様式美に溢れ、歌舞伎の醍醐味が堪能できる華やかな舞台です。
 杉王丸として、種太郎改め歌昇ももちろん参加です。

増補双級巴  石川五右衛門 (いしかわごえもん)
 天下の盗賊石川五右衛門(染五郎)は、天皇の使いと偽って将軍の証である御正印を
 奪い取ろうと公家の呉羽中納言に化け、白昼堂々足利義輝の別荘に乗り込みます。
 そこへ現れたのは、饗応役としてまかり出た小田春永の名代此下久吉(松緑)。
 実は久吉と五右衛門は、三河の犀ケ嶽で奉公した時の朋輩。
 打ち寛ぎますが、久吉は、五右衛門に古ぼけた葛籠(つづら)を買えと言います。
 なんと葛籠の中には五右衛門の父次左衛門(錦吾)が入っており...。
 初代吉右衛門の当り役の五右衛門。
 葛籠抜けの宙乗りなど、歌舞伎らしい趣向に富んだ奇想天外な物語です。
 私はもちろん、染五郎の宙乗り目当て☆






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最終更新日  2011年10月21日 11時16分07秒
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