日々のあぶく?

日々のあぶく?

November 12, 2005
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カテゴリ: 本
きたん[奇譚]:不思議な、あやしい、ありそうにない話。


との煽り文句の帯がついた短編集。

偶然の旅人・
冒頭は作者自身のジャズに対することで起こった偶然にして不思議な出来事。
それを聞いたゲイのピアノ調律師が語ったカフェでの出会い。

ハナレイ・ベイ・
ハワイの島でサーフィンの途中、鮫に襲われたショックで死亡した息子。
彼の命日に毎年島を訪れる母親。

彼らが見たという片足のサーファーを彼女は見ることが出来ない。
おそらく息子であるのに。
それでも、全てを受け入れなければならない。

どこであれそれが見つかりそうな場所で・
失踪した夫の捜索を依頼された私は彼が失踪したというマンションの階段を毎日訪れる。
どこかにある痕跡を探して。
どんな形かはわからないが一目見ればそれと分かるものを。

日々移動する腎臓のかたちをした石・
「男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は三人しかいない」
父親が残した言葉は呪いのように純平の中に残っていた。
一人目と確信した女とは結ばれることなく終わった。

彼女が二人目なのだろうか?
ある日、彼女は彼の前から姿を消した。

品川猿・
最近、自分の名前だけを忘れることがある安藤(旧姓・大沢)みずきは区のカウンセリングを受けることに。
カウンセラー坂本哲子と話すうちに「名札を預かって欲しい。」そう言い残したまま自殺した後輩のことを思い出す。


不思議と言っても妖怪変化系の不思議さではなく、偶然と呼ぶにはどうにもつながりがあるような、といった話がほとんど。
個人的には最後の書き下ろし、品川猿をおすすめしたい。





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Last updated  November 12, 2005 01:48:02 PM


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