日々のあぶく?

日々のあぶく?

January 10, 2006
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カテゴリ: 本
もうどこまでがネタバレか分からない記録になっているのでご了承ください。

眼鏡の度を巡ってジミーとテリーの入れ替えを疑うジュン。
しかし、ジミーは皆と決めた合言葉を言えた。
疑いが晴れたかと思った矢先、彼は姿を消す―
「お客さん」を即座にあちらに行かせてしまう能力を持つ黒婦人・メアリの頼みを叶える為、
彼女の亡き夫・トーマスを案内するジュンは部屋を封印した彼女のいる「祈りの城」を囲む影をみる。
封印したことを精霊が怒ったのか、封印は解けず、部屋から悲鳴が。
密室だった部屋にあったのは血塗れの物体のみ。
メアリは殺されたのか、どこへ消えたのか―

しかし、その印象からはある人物を彷彿とさせた―
その夜、再び風が襲い、そこで皆はリンデの父・ニザエモンら「お客さん」の姿を見る。
鳥居が破壊されたため、「お客さん」がこれ以上かえってこれなくなったというのだ。
"ヒガン"の存続の危機、本当にもう「お客さん」は来ないのか―
怪しい動きを見せる三役、以前、問題があった時にアナザー・ヒルに滞在したラインマンの失踪した姉やジュンに似ている同じく失踪したケント叔父の行方は?
ジュンはラインマン、ジョナサン博士とともに歪んだアナザー・ヒルを救うため祈りの城にむかう・・・

V.ファーでは「百物語」をすると願いが叶うと言う設定になっているのが面白い。
でも、語られるのは怪談であることは同じ。
なので、日本の「百物語」を知っている身としては手に汗握って読んだ。
この緊張感は「六番目の小夜子」の劇の緊張感に似ていたかも。

ジミーと双子の兄・テリーのこと、

が、設定が微妙にブレたのが気になるが、それは変容した世界にいたから、なのかな?

信仰が揺らぎ、ヒガンの在りようが問われているのは伝統が敬遠される現代とも重なり合う。

期待していたのにほっぽらかしになってしまって残念だったのは、
ユイの三役のみで行なわれると言う「月の井戸の儀式」が描かれなかったことと、
影に対する免疫(対抗能力)を持つジュンの力を再び発揮する場がなかったこと。


混乱したのはヤタガラスの扱い。
はじめのニュアンスでは『影』が実体だった時=ヤタガラスを指し、彼らを恐れて彼らがいるところを禁忌とし、鳥居の中(今回はアナザー・ヒルの"向こう"太古の場所)に封印といっていたのに、
途中からヤタガラス=太陽信仰のシンボルとなったこと。
まぁ、影=光(太陽)、表裏一体、祟り神が神にと逆説なども含めて祀られるものもあるからありだけど。
さて、実際はどうだったかな?





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Last updated  January 11, 2006 10:15:12 PM


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