日々のあぶく?

日々のあぶく?

March 28, 2006
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ミステリ作家なのでミステリのテーマ日記にしてみたが、

確かに、ミステリとはちょっと違うか、な?
ミステリやホラーのカテゴリ分類や定義が未だにあやふやなのですが…

ミステリでもホラーでも、綾辻氏お得意の"漠然とした記憶に対する不安"というモチーフは変わらず顕在、でありました。

50代にして早くもボケ始めた母・千鶴。
初めはアルツハイマー病(の一種)と診断されたが、
ボケる直前に記憶が鮮明になりすぎたこと
記憶を失うのが現在に近いところからだったこと

血のつながらない長男と二人の実子を分け隔てなく育てた、美しく、聡明だった母が今では一番強く残っている幼少時の恐怖体験一色の記憶に怯えを見せるばかりだ。
閃光が走り、血の色、周りに倒れる子ども、バッタの羽音、そして、追いかけてくる"あいつ"…
彼女の血の分けた息子・森吾自身、幼い時、祭りで出会った"生きているのは楽しいか"と問い掛けてきたお面の人物の幻影や"あいつ"の存在、遺伝するかもしれないという白髪痴呆に怯えていた。
友人・唯の手助けで養女だった母の過去を探るうちに判明して来たのは―

並行して子供連続殺害事件、塾で消え行く子供の謎が起きる。

記憶の欠落の恐怖、遺伝の恐怖がひしひしと迫ってくる。
しかも、一番強い記憶が恐怖だと、日がな一日、意識がある間中、悪夢が繰り広げられるって…ホラーだ。





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Last updated  March 28, 2006 10:09:06 PM


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