日々のあぶく?

日々のあぶく?

May 9, 2006
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”みんな大好きな食品添加物”と言う副題が示すとおり、食品添加物についての本。

「便利、時間短縮、安い」食品には、私たちの食卓には思ったよりも多くの添加物が入っていることを知っておく事は大切では?と教えるようなスタンス。
分かりやすく、興味深い。まぁ、その実体を知って恐ろしくなるのであるが。

安部氏は自身が添加物を調合し、様々なものを開発、ヒットさせた張本人であった。
だが、添加物を入れて処理する工場の人々がこぞって自分の作ったものを食べないということ、
安部氏自身、屑肉に添加物を入れまくって「安く、美味しく、調理が簡単」をうたい文句にヒット商品になったから揚げを娘が食べてたことを知り、
それを遠ざけようとした体験から、身近な人に食べさせたくないと思うものを作っていた自分、
その実態に疑問を持ち、会社を辞めたという経験をもつ。

だが、一刀両断、断罪するのではなく、「便利さ、安さ」の”光”の恩恵にあずかる現代、食品添加物ナシに語れぬことも多くある。
だから、食品添加物をなくすのではなく(それは不可能に近い)、自分達が食べるものにどれだけの添加物が入っているのか、
嫌ならば少しでも(添加物含有量が)少ないものを選ぶ(一括表示など、表記の仕方の規定により、厳密に知るのは難しいらしいが)とか、
せめて、自分が「添加物を食べている」ことを知っておくのは大切ではないか、と語りかける。

また、食品添加物を入れる業者だけに罪があるのではなく、
「便利、安さ」を求め、「虫のいない、形の整った、綺麗な野菜」等を求める消費者の要望によってそれら(添加物入りの)食品が生み出された背景を忘れてはならない。とも言っている。
納得である。

ちなみに、添加物大量使用三大食品は「明太子」「漬物」「練り物」だそうな。
すべてが大量使用ではないが、使われやすい背景があるとか。
色がきれいだとか、物持ちが良いとかの裏には添加物の「影」ありということか。
だから、自宅で食べるものでも上記の食材や、お惣菜を買っていたりしたら、コンビニで買うお弁当とあまり変わらぬ添加物摂取になると。

それを責めるのではなく、そういうものにだっては言っていると知ることは大事だという。
知っていれば、お弁当などを買うときも、裏のラベルを見て少しでも添加物が少なそうなものを選ぶとか、ちょっとでも対処が出来る。
知った上で恩恵にあずかり、美味しく食すのは安部氏自身もあるそうだ。

食品添加物の見分けは台所にあるものかどうかが基準。
少しでも気をつけようとするならば

(「台所にないもの=食品添加物」台所にないカタカナばかりの食品は添加物ということ)
2.加工度の低いものを選ぶ
(手間を取るか、添加物をとるか。例えばご飯ならば、加工されてない生米<冷凍ピラフやおにぎり:添加物が多い。生野菜<カット野菜、パックサラダ:殺菌されていたりする。~加工度が高いほど添加物が多い)
3.知って食べる
(いつでも添加物を食べないのは難しいから、一週間に2日コンビに弁当が続いたら、あとは気をつけるなど、一週間というスパンで考えてみるのもいい。)
4.安いものだけに飛びつかない
(安いものには理由がある。100円ハムなどは屑肉に添加物てんこもりで作った”ハムらしきもの”だそうな。あと、安い調味料も”醤油風(新式醸造しょうゆ)””みりん風”だったりする。→ラベルを見れば分かる)
5.「素朴な疑問」を持つこと
(なぜ安いのか、綺麗な色なのかなど考えることが大切。)

ただ闇雲に脅すのではなく、これからも付き合っていく食品添加物との距離感の保ち方を教えてくれている。
頭ごなしに教えるのではなく、自身が時間をかけて「食べ物」は作られるという姿を子供に見せる「食育」の必要性についても書いている。

カフェなどでコーヒーフレッシュが使い放題(無料)なのにも訳がある。
コーヒーフレッシュの材料は植物油と乳化剤(水と油を混ぜられるようにする界面活性剤のようなもの)など。
一滴も牛乳は使われていない。
以前、知人が「カフェオレよりも安いコーヒーにコーヒーフレッシュ入れてカフェオレにする」と言っていたことがあったが、
前者と後者の間には、値段の差とともに内容に大きな差があったのだなぁ!
まぁ、カフェオレを頼んだ所で、そこに使われている牛乳がどんなものかまでは分からないし、
そんなこと思ったらキリがないのだが、とりあえず、コーヒーフレッシュについては気をつけようと思った。

以下メモ:
うまみのベースはみな同じ。
1.食塩、2.化学調味料(グルタミン酸ナトリウム、5.リボヌクレオチドナトリウム)、
3.たんぱく加水分解物(動物たんぱく分解物)(植物たんぱく分解物)
+風味をつけるエキス類(豚骨ラーメンなら:豚骨パウダー、チキンパウダー、香辛料、かつおだしの素なら:かつお粉末、かつおエキス、スナックガーリックの味だとか、昆布だしの元だとか、お吸い物の元だとかもそれぞれにあったものを使えばできる。)
安部氏はこれら添加物を「白い粉」と呼んでいた。
「天然だし」と書いてあっても、それは一部が天然というだけで、あとは化学調味料というものもあるとか。(使ってないものには最近”化学調味料無添加”とかいてあるとか)

たんぱく加水分解物を使うには酵素を使う方法と塩酸を使う方法がある。
時間をかけて味噌や醤油を作るような中で出来るアミノ酸ではなく、強引に分解する。
特に、塩酸化合物は発がん性物質が疑われている。
うまみ成分を日本人の多くが感じる「アミノ酸」、だが、それも「たんぱく加水分解物」という添加物によるものである場合、味覚障害すら引き起こしかねない。

飲料水に入っている「ブドウ糖加糖液糖」は吸収率がいいため、血糖値をあげやすい。
粉で作ったジュースには一割以上が糖分になる。→糖分の取り過ぎになりやすい。







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Last updated  May 11, 2006 02:27:27 PM


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