日々のあぶく?

日々のあぶく?

June 7, 2009
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カテゴリ: 本
大学生・有栖川有栖と先輩・江神二郎のシリーズ。

江神は順調に留年を続け4回生のまま、しかし大学生8年目であるため、
どちらにせよ来年の3月で卒業(または大学を去る)ことに。
望月、織田も4回生、アリス、マリアは3回生。

ちょっと遠出するかもと言ったまま姿を消した江神を心配した一行は
少ない手がかりをたよりに宇宙人信仰のある人類協会を訪ねて神倉に。
協会本部で江神との接触を図った一行だったが、何故か江神からのメッセージにはSOSが―

誤解が判明し、江神と再会した一行だったが、協会内で会務員が殺され
協会が犯人が判明するまで数日は警察に通報しないと決定したことから


過去の凶器が消えた密室自殺事件もあわせ、連続する殺人事件の犯人をみつけだせるのか―?


今回は天災などではなく、宗教、信仰、団結という人の力をもって連絡手段を断つという
力技によりミステリの常套手段である陸の孤島作戦を実行している。
まぁ、一応何でそんなにも強固に警察に連絡しなかったかは説明があるのだけど、
重要事件でありながら、殺人事件に関わらないためあっさり解明されてしまう。
まぁ、いいけど。

~ネタバレメモ~

会祖の予言で家族がめちゃくちゃになったことを恨む青田が協会信者と偽り復讐の機会をうかがっていた。
子供の頃に眼前で自殺した男の銃を協会の聖域に隠していたことから殺人が可能に。

協会が通報を拒んだのは、同時期に若き協会代表が誘拐されていたから。
こちらは代表の説教により誘拐犯が改心して送り届けたと言うお粗末な顛末。

誘拐犯の仲間と疑われていたから。

江神が協会を訪れたのは表向きは卒論のためだったらしいが、
その実、生き別れ状態だった父親が協会にいることが分かったため。
代表のお世話をしていた江神父は、代表が誘拐されたことから謹慎を含めずっと閉じこもっていた。
その後、江神と話をしたらしい。


卒業後はどこかへいってしまいそうな雰囲気。就職活動は明らかにしていないだろう。

先が気になるところだが、第3作の「双頭の悪魔」から本作が出版されるまでに
15年半もの歳月がたっていたとか。
本作が2007年9月出版…次はいつになるのだろうか?





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Last updated  June 7, 2009 02:22:16 PM


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